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2008年04月15日

”ならぬことはならぬものです” ”為せば成る”


会津の藩校、日新館には
「什の掟(じゅうのおきて)」というものがある。

 一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
 二、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
 三、虚言を言うことはなりませぬ
 四、卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ
 五、弱いものをいじめてはなりませぬ
 六、戸外でものを食べてはなりませぬ
 七、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ

    ならぬことはならぬものです

今となってはどうかと思う”掟”がある一方で、
納得してやまないのが、”ならぬものはならぬものです”の件(くだり)。

要は”ダメなものはダメです”という意味なのだが、
ここしばらくのベトナム市場を見ていると、
この言葉を思い出してならない。

株式市場の大幅下落が、人為的な政策ミスであることが、徐々に暴かれてきた。
 ・インフレ要因の原因分析ミス
   ⇒インフレの原因が外部要因(国際的なコモディティー価格の上昇によるもの)で
    あることを認識していない
   ⇒インフレ抑制を重視するあまり過度な金融引き締め政策は失策

 ・場当たり的な株価支援策
   ⇒SCICによる株価購入(買い支え?)の発表
   ⇒信用取引の一時停止
   ⇒株価の値幅制限の縮小
 
 ・為替政策が重要であるという認識が無い

ダメな分析、ダメな政策を打ったところで、
”ならぬことはならぬものです”


しかしながら
”為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり”
でもある。
(やる気さえあれば、何事も実現するの意 米沢藩主上杉鷹山の教訓?)

政府の失策はいつかは解消される。
また、相場の大幅下落は、有益な投資機会の到来を意味するところでもあります。
やる気を出し、情報収集に励むことは、
大きなチャンスを得ることにつながります。

例えば、銀行セクター。
 ベトコンバンクIPO後、株価の大幅下落で上場延期模様。
 IPO購入で含み損。銀行セクターなど見たくも無いという方もいるでしょうが、
 民間上位銀行は、収益環境が圧迫される状況にありながらも急激な成長を続けている。
(中小銀行の中には運営上支障が出てくるところもあるようだが…)
http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20080411-2328.html
上記文中に出てくるACB銀行などは外国持株枠上限であり、購入出来ないが、
このようなものを探してゆけば
優良投資先は必ず見つかるでしょう。


ベトナム政府さん
”ならぬことはならぬものです”

日本人投資家の皆さん
”為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり”

です。
お後がよろしいようで。


株式会社ブルーチップ・コンサルティング 大木 健司

URL   http://www.bcc-jp.com/


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