日系食品企業チャンス到来!
中国発祥、食の安全は、日本だけでなく、
ベトナムの食卓だけでなく、
ベトナム社会にも大きな影響を及ぼしている。
国としての取り組み
日本では、こんにゃくのお菓子が問題となり、
国主導で対策が練られているようであるが、
わが国(ベトナム)では、そもそも食の安全に関する情報開示がない。
例えば、ワーカーが集団で死亡する事故がある。
どうやらある食品を食べたことによる中毒死”らしい”が、
噂の域を脱しない。
私が知るだけで、年に数回はある。
しかしながら、法律が出来る気配はまだ?ない。
思わず、食べてしまいますが・・・
ベトナム一般市民が、ベトナム食品メーカーの品質を信じることはまずない。
100%フレッシュミルク使用の某社製品。
消費期限があまりにも長すぎるし、おいしすぎる。
安全を謳うお菓子メーカー。
甘いものが大好きだから、思わず買ってしまうが。
ソーセージ等の練り物も、保存料ジャブジャブの事実を考えると、
購入をためらう。
食の安全は自己防衛が基本
私には2歳の子供がいるが、子供に安全なものを食べさせるために、
日本製やヨーロッパ製の食品を買い与えている。
例えば、ヨーグルトはフランス製(Petit)、ジュースはドイツ(Hipp, Heinz)
紙おむつは日本製(Goon)といった具合だ。
ベトナム製、中国製に比べて4倍以上の値段がするが、
わが子の安全は家計の”聖域”である。
母親の視点より投資を考える
そもそも、ベトナム企業の食の安全に対する取り組みであるが、
信用することが出来ない。それは私だけではないはずだ。
食の安全。ホントかうそか?
たぶん。虚偽記載のオンパレード!
主婦として、母親として購入すべきか否か。
自信を持って”NO”である。
日系食品企業チャンス到来
ベトナムの食品を取り巻く環境は以上の通りであるが、
日系食品企業にとって大きなチャンスが到来したことに気づく。
・ベトナム食品企業 =品質管理できない =信用低い
・日系企業、欧米企業=品質管理がしっかり=信用高い
日系企業は出資と技術提供によりベトナムに足場を築くことが出来る。
一方、ベトナム企業は信用と、事業拡大資金を得て、
ベトナム国内で食品メーカーとして不動の地位を築くことが出来る。
日本、アメリカだけでなく、低迷するベトナム株式市場
その一方で、ベトナム内需は経済成長を背景に大きく伸びることが予想される。
日系企業は、金融機関が米国金融機関を買収する話が大きく取り上げられているが、
こういった機会に、投資収益と事業機会を得てもらいたいものである。
フエン
株式会社ブルーチップ・コンサルティング