新規適用失業保険で退職者増加?
2009年1月1日より失業保険が適用される。
これまでベトナムには政府による失業保険制度は存在しなかった。
その会社に与える影響とは何か。
失業保険を受ける対象 2009年1月1日以降失業者。
特徴 強制的保健制度である。
現在ベトナムの失業率は都会は7.2%地方は10%。
以前の保険制度の形態(給与からの負担比率)
普通は雇用者 :15%社会保険 + 2%医療保険
労働者 :5%社会保険 +1%医療保険
2009年1月1日から次のように変更:
雇用者 :15%社会保険 + 2%医療保険 +1%失業保険
労働者 :5%社会保険 +1%医療保険 +1%失業保険
対象:12ヶ月―36ヶ月の間労働契約書を結んだ労働者
期限労働契約書を結んだ労働者
退職手当と失業手当について:
退職手当:会社が負担。(1年勤務の際、1ヵ月分の割合)
失業手当:保険局が負担。
会社に及ぼす問題点
そのため、2009年1月1日以前に退職しようとする人がでるかもしれない。
労働者にとって不安要素は大きい。
退職手当をなくすことで
退職者が続出したら、会社に悪影響が生じる。
でも、多くの人々は間違った情報に惑わされている。
労働者は退職時、会社から退職手当と保険局から失業手当も受けられる。
(失業保険に参加した労働者の場合)
失業手当=平均給料5ヶ月間の60%
失業手当受給時間 :
12-36ヶ月失業保険参加者 :3ヶ月
72-144ヶ月失業保険参加者 :6ヶ月
144ヶ月以上失業保険参加者 :12ヶ月
結論
2009年1月1日から、会社への影響は次のとおり:
+毎月 17%保険費支払う
(社会保険と医療保険の以外に1%失業保険支払う)→月の給料保険費増加
+給料計算公式変更
注意点
1.給料計算ソフトを使っている会社は来年からPC業者に給料計算公式変更を頼むべき
→ 給料計算ソフト販売上昇
2. 月の給料保険費が増える
→ 会社は経費負担増加
フエン
(株式会社 ブルー・チップコンサルティング)