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2009年05月04日

知人文化ベトナム~業務効率と経費節約のキーポイント


タクシー会社に知り合いがいれば、
日本語がわかるドライバーの手配。
役所に知り合いがいれば、スムーズな手続き。

日本で言う“お得意様”を身近にした感じ?であるが、
ビジネス面での“知人”は効率と工数に直結する
ベトナムビジネス文化なのだ。

やり方よりまず、知人
 書類申請・手続き
 面談アポイントメント
 情報収集

担当者裁量を越えた個別対応が
日常茶飯事のベトナムビジネス実務。
(要はルールがない)
労力、時間の無駄は日本の比にならず。

効率的なステップ
  ①知り合いに担当者がいないか、社内で確認
  ②事前に担当者へ連絡
  ③担当者/引継者と現場実務

特に役所関係や銀行は、慣れない新人や外国人が行うと
必要以上に時間がかかり、袖の下が必要となることも。
職位が高い人とのアポや情報収集も同様。秘書に金銭を要求される事も
珍しい事ではない。
  知人がいること=
    業務の円滑な遂行+余計な経費の節約
を意味する。


社内ソースの活用~社内人材フル活用!

(一例)
文芸クラブ出身
 新聞、広告、メディア系に友人多数。
日本語学科卒業
 通訳や日系企業にネットワークあり。
有名大学卒業
 政府機関、有名企業への就職者が多い。

採用時に過去の経歴や活動を確認し、ネットワークをチェック。
知人によってもたらされる効率化と経費節約は
本人給与以上の産物という可能性を思慮。
もちろん、友人の多さとその質の見極めは言うまでもない。

知人獲得も仕事!~ネットワークを広げる

積極参加
 ローカルスタッフの誘いにはしり込みせずに参加を!
地域のクラブへ加入
 テニスやゴルフ等、ローカルスタッフに聞き
 外国人でも入りやすいクラブに参加を。
知人の友人
 知人と会う時は、友人も誘い合う。
 バースデーパーティーやホームパーティーも知人が増えるチャンス。

習うより、慣れるべき知人文化
子供の入学時に教師や知人に紹介を頼む____
日本なら裏口入学ともいえる行為も知人文化の一つ。
日本人にとって“知人”対応範囲のさじ加減は難しい所。
日々、ベトナム人の“知人”活用に注意し、
受け流し方を体得することが解決法であろう。

一見、人間関係を大切にしたビジネス文化に思えるが、
ネットワークを使うということは、こちらも使われているということ。
コントロール出来てこその、業務効率化と経費節約。
過度なベトナムビジネス文化使用による、コンプライアンスの問題や、過度な信頼による落とし穴が待っている事も併せて留意されたし。

(福田)

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