VCB 上場の日程延期か
市場の下落により
Vietcombank(VCB)の投資家が困惑している。
上場予定の2008年6月が近いが
上場株価は未だ確定されていない。
VCBはこの問題にどう対応するか。
General Electric・Nomura, Goldman Sachs等の
大機関投資家と交渉したものの、戦略パートナーを選択できずにいる。
原因は、購入予定株価が42,000〜65,000ドン程だからだ。
この株価は低く、売却により国家財産が損失する。
これにより、VCBは戦略パートナーの選択を延期し、IPO実施を優先した。
IPO後、戦略投資家に「落札平均株価よりも高い株価」で売却する方針だった。
しかし、この入札最初の株価が10万ドンで、落札平均株価は107,860ドンだった。
また、市場の下落傾向により、この株価は、55,000ドン〜58,000ドンに下がった。
現在、VCBは、妥当な株価売却を決定できずにいる。
上記のような理由から、108,000ドンでの売却は不可能になった。
更に、この株価が半分に下がった今
108,000ドンで購入する戦略投資家はいないだろう。
落札平均株価よりも低い株価で売却する場合
投資家は大きな損害を受けることになるからだ。
戦略パートナーは、深い経験や高い信頼を持つ。
戦略パートナーの選択は、企業の発展を左右する重要なものだ。
IPO前に戦略パートナーを選択する理由は
投資家への企業戦略のアピールに繋がるからだ。
今回、VCBの順序はまさに逆になった。
これにより
「投資家だけでなく、平均株価の60%で購入可能なVCB職員も損害を受けた。」専門家によると
通常、IPOで購入された株式は、市場の株価よりも15%低いという。
合理的な株価により、投資家が大量な株式を購入すると、株価は急上昇する。
そして、後の売却が、企業の大きな利益に繋がる。
上場の準備が未完了
計画では、2008年6月に上場予定だが
4月の中旬の時点では、上場準備の完了に至っていない。
「VCBの上場延期」が予測される理由は
現在、上場株価の決定が大変困難な状況にあるからだ。
IPOの落札平均株価は107,000ドンだが
実際、市場で取引されている株価は55,000〜58,000ドンだ。
これまで
各株式の上場株価は、IPO株価や未上場市場にて取引される株価よりも高かった。
具体的に、DPMのIPO落札平均株価は54,400ドンで
上場株価は、100,000ドン(2倍高い)だった。
ACBは120,000ドンで上場したが
未上場市場の株価は100,000〜110,000ドンだった。
上記の事情から、VCBは上場計画の発表ができない。
Vneconomy.net 2008年4月14日
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