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2008年06月09日

ベトナム銀行格付け ネガティブ評価


全世界金融評価機関-Moody's Investors Serviceは
ベトナムの3つの銀行に対し、
外貨預金分野の展望について再評価した。
そして、積極的なB1レベルから消極的なレベルに評価を変えた。
この3つの銀行とは
ベトナム投資開発銀行(BIDV)、
A Chau民間商業銀行株式会社(ACB)と
Techcombankである。

Moddyの研究者のKarolyn Seetは
「今後、外貨預金の国家上限に対する展望を再度検討し、
積極的なレベル(B1 )から
消極的なレベルに調整する可能性がある。」と述べた。

BIDVの外貨預金に関する預金信用はB1と評価された。
BIDVは、国営銀行であるため、財政能力(BFSR)がE+と評価された。

ACBの外貨預金については、
国家上限(B1)で制限されるため、
財政能力(BFSR)は、Ba2と相当するDレベルで評価された。

Techcombankの外貨預金も国家上限(B1 )で制限されるため、
この銀行の財政能力はD- レベルと評価された。
従って、Techcombankは積極的な展望を有する。
これは、D-レベルがBa3に相当するからだ。

この3つの銀行に対する評価は、全て現況に基づいている。

BIDV (本部:ハノイ市)が国家商業銀行の4社の1社であり、
ベトナムで2番に大手の銀行である。
2007年末、この銀行の総財産が201兆ドン(124億ドル相当)である。

ACBは、ベトナムで最大の民間商業銀行株式会社であり、
本部はホーチミン市にある。
2007年末のACBの総財産は85兆ドン(53億ドル相当)である。
同じ時点でTechcombankの総財産は40兆ドン(24億ドル相当)である。
Techcombankの本部はハノイ市にある。


Sanotc.com  2008年6月5日


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