Goldman Sachs ベトナム国家銀行の決定を 歓迎
国家銀行が
ベトナムドンの公定歩合を12%から14%に上げ、
VND/USDの為替レートを上げるのを決定した後、
アメリカのGoldman Sachs投資銀行は
同決定の歓迎報告書を公表した。
「我々は、この国家銀行の動きを通じて、確信した。
インフレ抑制の目標を成長目標より優先させることには、
ベトナム政府の大きな決心が反映されている。」
このベトナム国家銀行の動きは正しく、
信用成長の削減及びインフレの抑制に対して必要なことである。
Goldman Sachsの専門家によると、
金利の増加は、他の行政対策に比べ、
より効果的な方策である。
以前に信用活動を管理するために
国家銀行は、予備資金率を上げたが、
この対策は、経済に対して、
消極的で長期的な影響を与える。
「今回は、この4週間で
2回目のVND/USDの為替レートの引き上げがあった。
我々は、この国家銀行の動きを通じて、
インフレ抑制の目標を成長目標より優先することに
ベトナム政府の大きな決心が反映されていると確信している。」
VND/USDの為替レートを急速に上げることについては、
Goldman Sachsの意見によると、
この動きは、この報告書の作成専門家の予想より早く起こった。
しかし、金融市場の不安が増加している背景においては、
ベトナム政策策定者による素早い反応に対して、大いに賛成している。
前年同期より、インフレが引き続き上昇する可能性があるため、
今後、為替レートが、引き続き調整される可能性もある。
同報告書は、上記の国家銀行の動きに対して、確信を示すと共に、
ベトナムがマクロ的な安定を引き戻すという課題に対面しなければならず、
政府が、引き続き厳しい金融政策を実施すると共に、
公的支出を削減、
各投資資金及び国営企業の支出を厳しく監査する必要がある、
と述べている。
サイゴンエコノミックスタイムズ 2008年6月12日