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2008年07月30日

証券取引口座 8年間で1000倍に


ベトナム証券市場の開始時(2000年7月28日)に開設された
最初の取引口座は400件。

証券市場最初の銘柄はREEとSAMで、
その後、HAPとTMSが上場。
8年前のベトナム証券市場の商品はこの4銘柄のみだった。

8年後の現在、上場銘柄は100倍(300銘柄)に増え、
投資家の取引口座も1000倍(430,000口座)に増えた。

証券市場に関わる4つの主体(政府管理機関、上場会社、
中間金融機関、投資家)の中でも、
投資家は最も重要な役割を担っている。

政府管理機関の活動方針の中では、
投資家保護などの提唱が頻繁に掲載される。

これは合理的なことで、投資家は証券市場に
直接お金を入れる者であり、
上記の4つの主体の中で、唯一、市場に顔を出している。

開設された口座数を見ると、
証券投資業界に参入する投資家は年々増えている。
新参者が多くなると、市場が多様化し、
市場を発展させるアイデアが多く出てくる。

ただ、振り返って見ると、一番初めに参加した投資家のアイデアが
今までもそのままの価値を持っている。

証券市場の一番重要な役割は2つ。
流動性を作ることと企業の資金調達を支えることである。
この2つの役割の中で流動性が最も重要である。
市場の流動性がよくないと、企業が容易に資金を調達できない。

流動性と投資家の権利の緊密な関係は以下のような形で現れる。
市場が上昇すれば、多くの投資家が株式購入を希望するが、
購入が難しい。逆に、市場が下落すれば、多くの投資家が売却を
希望するが、なかなか売却できない。

従って、市場の流動性を上げることは、
管理機関、証券会社だけの問題ではなく、投資家の問題でもある。

市場がもっと安定し、流動性がよくなるために、
多くの投資家が様々なことを提案した。
株価を安定させるファンドの開設アイデアもあった。
投資家が一つの銘柄を同時に売買できること、
清算期間を短くすること、派生商品を適用すること、
電子板に表示仕方を変更することなども提案している。


証券投資紙  2008年7月29日


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