外国投資家 証券投入状況
外国ファンド管理会社、外国投資家は
このベトナム証券市場の下落が、
投資チャンスであると考えている。
外国投資家に12,000の取引番号を発給した。
そのうち機関投資家が800、個人投資家が11,000である。
8月だけでも、新たに35の機関と220の個人投資家の口座が
開設されている。
このことから、証券市場は低迷しているものの、
外国投資家、特に機関投資家は、
ベトナムの投資チャンスを探し続けているといえる。
アメリカ投資家が急増
SSI証券株式会社の統計によると、08年上半期で、
300の外国個人投資家と43の外国機関投資家が
SSIで口座を開設している。
特に、アメリカの機関投資家が急増している。
SSI代表者は、アメリカ投資家は、
市場調査と投資することに当たって
非常に慎重な姿勢であるとしている。
アメリカ投資家は、通常他国の投資家より後に来る。
今までは中間の機関を通じて参加していたが、
最近彼らは、直接口座を開設し、売買するようになった。
先日、VinaCapitalのVOFファンドは、
活動期間を5年延長した(2008年→2013年)。
VOFは、これまでの5年間(03年~08年)に、
ベトナム市場で大成功し、利益純資産が214%を達した。
また、このファンドは3月に
1,000万ドルから8.7億ドルに増資している。
VOFはこれからも、発展潜在力が高い株式、会社に
投資していく予定だ。
楽観的な見方
2008年8月、ホーチミン市駐在事務所を開設した
Franklin Templeton ファンド管理会社(アメリカ)の
Mark Mobius会長は、
「我々は数年前からベトナム市場を調査していた。
昨年、市場へ投資を開始しているが、
駐在事務所を開設したのは、
今現在、投資チャンスが来たと認識したからだ。」と述べた。
Mark Mobius会長によると、
ベトナムの個人投資家は、証券に関心を示すようになってきた。
これは、各投資ファンド、ファンド管理会社の
発展の兆しである(個人投資家が出資の源)。
現在、Templetonはインド市場に
80億ドルを投資するファンドを管理しているが、
今後このファンドが、ベトナム市場に参入する予定である。
ベトナムで活動するトップの外国ファンド、
VinaCapitalのVOFは、2008年3月の最悪時で、
投資価値が40%下がった(VN-Indexが58%↓)。
しかし、Andy Ho-VinaCapital社長は、
楽観的な見方を崩していない。
現時点でVOFの投資価値は-約30%に留まっている。
Dang Minh Loan-VinaCapital投資社長は、
今はVOFにとって、低リスクで最も高い利益が期待できる会社に
安く投資できるチャンスだ、と考えている。
ただ、リスクを軽減し、投資チャンスを利用するために、
正しい方策を実施するべきである。
Andy Ho社長は、
「VinaCapitalに限らず他の外国投資ファンドも、
ベトナム市場は早期に回復する。」と考えている。
外国投資家 まだ証券市場でトレーディング中
Bui Van Quang SME証券会社副社長は、
外国投資家のトレーディングは、ベトナム投資家と異なる。
彼らは市場の下落時にはリスクを下げるため、早期売却し、
市場の上昇時に戦略に基づき、もっと長期で待つ。
最近の取引では、下落時に外国セクターが大量に株式を購入し、
上昇時に大量に売却している。
具体的に、9月4日、外国投資家が
190万株式を購入(購入総額1,430億ドン)、
280万株式を売却した(売却総額1,630億ドン)。
Vneconomy.net 2008年9月5日