商業銀行 1兆ドンの増資計画 順調に推移
民間商業銀行株式会社は、2008年12月31日までに、
資本金を最低1兆ドンにする必要がある。
今回の増資は、現在の困難な財政状況において、
各商業銀行、特に小規模の銀行は、ブランドアップ目標を簡単には達成できない。
しかし、各銀行は、増資準備を完了したようである。
1兆ドンの増資計画
しかし、ベトナムのWTO加盟後、資金力・技術力が強い外国銀行との競争力を高めるため
ベトナム商業銀行の増資は、徐々に急を要する問題となった。
現在、ベトナム商業銀行の財政規模は、極めて小さいと評価されている(平均3000万ドル)。
増資の規定によると、2008年末までに時間はあまりないが、
1兆ドン以下の資本金である銀行はまだ多い。
例えば、
De Nhat銀行 6000億ドン
Gia DinhBank 5000億ドン
Pacific Bank 5660億ドン
Nam A Bank 9400億ドン
My Xuyen 銀行(MXBank) 5000億ドン 等。
しかし、中規模の銀行は全て今年度1兆ドン増資詳細計画を持っている。
例えば、Toan Cau石油商業銀行株式会社(PG Bank)は
ガソリン会社(Petrolimex)とSai Gon証券株式会社という
2社の大株主による協力を得ている。
Kien Long民間商業銀行株式会社(Kien LongBank)は、
4200万株式の売却計画を実施している。
うち4000万株式は既存株主に対して売却され、200万株式は社員に対して10,000ドンの株価で売却される。
その他、Indovinabank、Vinasiam、ベトナム・ラオス銀行、
ベトナム・ロシア銀行等の外国銀行合弁会社も、早期に増資計画を実施している。
このセクターではVID Publicだけ規定の資本金を持っている。
Vinasiamは計画によると、
2008年10月に6250万ドルに増資する(現在の資本金は2000万ドル)。
この増資資金は、
農業農村開発銀行(Agribank)、
タイ商業銀行(SCB)、
CP Group(タイ)の3社の創立株主に
所有率(34%、33%、33%)で分けられる。
増資資金が「規定」を超える場合
その時点で5兆ドンの増資計画を提出した銀行があったが、
国家銀行の承認を得ないため、3兆ドンに下げた。
その時点でも3兆ドンという数字はよく大規模の商業銀行に使われる。
しかし、2007年末にSacombankのみが3兆ドンに増資できた。
現在まで、ホーチミン市に在する商業銀行は、27兆ドンを増資した。
その中でA Chau商業銀行(ACB), Phuong Nam商業銀行(Southernbank)、
輸出入銀行(Eximbank)、ホーチミン市ハウス開発銀行(HDBank)が計画通り増資を許可された。
資本金が増資されると、銀行の競争力が高くなるが、配当金の圧力も大きい。
Nguyen Thanh Toai-ACB副社長によると、
ACBは2008年末までに、
準備資金を使って26300億ドンから63550億ドンに増資する予定。
資本金が大きくなると、銀行の経営に対する圧力が高くなる。
今年、ACBは利益計画を2.5兆ドンに下げたが、
ACBの利益は年初6ヶ月で1兆ドン以上に達した。
各銀行は、配当金を確保し、実力を強化するために商品やサービスの質を高める。
この銀行は、この機会を利用して実力を示した。
ACBは2007年、55%の配当金を支払った。
経済状況が困難に陥ると、増資も簡単にできなくなる。
しかし、現時点で増資できる銀行は、自分の価値を示す事が出来る。
各銀行は、各活動を誇示するため、規模を拡大するため、慎重に計算する必要がある。
Vneconomy.net 2008年9月23日