国家銀行総裁 銀行の現状を報告
アメリカ金融市場が複雑に変動する背景において、
Nguyen Van Giau国家銀行総裁は9月30日、
ベトナムにおける銀行の現状について報告した。
ベトナムの外貨準備資金に影響を与えていない。
ベトナムの外貨準備資金の82%はアメリカ中央銀行、
ヨーロッパ中央銀行、IMF等の信用性が高いところに預けてある。
残りは国際基準のAA、AAAレベルで評価される商業銀行に預けている。
Giau総裁は「倒産や大きな損害を受けたFannie Mae、Freddie Mac、
Lehman Brother、Goldman Sarch、Morgan Stanley等の銀行とは
信用関係を持っていない。」と述べた。
また、9月30日の報告によると、
ベトナムの外貨準備資金は引き続き増加している。
2008年6月19日から9月30日まで、
ベトナムの外貨準備資金は12億ドル増加し、
約220億ドルにまで達した。
Giau総裁によると、マクロ経済がコントロールされ、
輸入超過が削減された後、為替レートが安定したので、
ベトナムの信用機関は主導的に活動できている。
株式の上場市場及び未上場市場では売買株価が同様に活発化している。
「為替レートの政策の実施により、
輸出入企業は主導的に計画を達成することができると共に、
投資環境及び外国投資家の信用に積極的な影響を与える。」
② ベトナムで二つの支部を有するChinfon Bankの買収案件について、
Giau総裁は以下のように説明した。
台湾にある親会社Chinfon Bankは2007年に深刻な赤字になった。
台湾の法律によると、現在、財政監査機関が同行を管理し、
問題解決にあたっている。
同行はベトナムでハノイ支店及びホーチミン支店を持つが、
規模は小さく、顧客の負債は約7,300万ドル。
そのうちの70%が台湾、30%がベトナムの顧客の資金である。
他にも、この2支部はベトナム銀行及び親会社の銀行から
それぞれ3,800億ドンと9,360万ドルを借り入れている。
「この2支部は今まで黒字であり、
年初7ヶ月で320億ドンの利益を上げた。
台湾財政監査機関による管理時点まで、
この2支部については、通常の活動を行っている。」
③ベトナムにおける銀行の流動性については、
アメリカ金融市場は複雑に変動しているが、
ベトナムの銀行は主導的に清算活動を行っている。
「9月15日から今まで、清算用の資金は
平均30兆ドン~35兆ドン余っており、
9月30日から40兆ドン余る予定。」
流動性が高いため、銀行金利は12%となるが、
資金供給金利及びオープン市場の金利はまだ15%である。
Vneconomy.net 2008年10月1日