外国投資家 大量株式売却するも、換金資金わずか
以下は2008年10月の外国投資家の動き及び
国家証券委員会の管理傾向に関する
Nguyen Son国家証券委員会市場開発部長の見解である。
この状況についてどのようなお考えか。
A:この2週間ベトナム市場では外国投資家が
大量債券及び流動性が高い証券を売却していた。
この動きはベトナム投資家に心理的影響を与える。
外国投資家の動きを投資資金換金ととらえる人が多い。
国家証券委員会の統計資料によると、
10月外国投資家が約12兆ドンの債券及び
1.5兆ドンの証券を売却した。
大量売却されたが、金額が10億ドル以下。
外貨準備資金が大きいため、
現在の外国投資家の動きによって
ベトナム市場に大きな影響は与えない。
特に、現在外国投資家の投資品目の価値は
約60億ドル。
それに、10月に外国投資家により換金された資金は
約2.5億ドルのみ。
その他、世界全体の金融危機は
外国投資家に心理的影響を与え、
外国における投資品目をコントロールする必要がある。
最良な方法は流動性が高い資産及び安定性が高い資産(債券等)、
大企業株の売却促進である。
ただ、長期的投資傾向がまだ存在する。
市場の暴落は長期投資家にとって投資品目改善の絶好の機会。
各機関投資家によると、
今は長期的投資家にとって合理的購入時期という。
ベトナムにおける各投資ファンドは殆どClosing Fundである。
ファンドをクローズすると、ベトナムからすぐ資本撤退することが
不可能になる。
特に、ベトナム証券は流動性が悪く、
ベトナムで外貨供給源不足、外貨に両替状況がすぐできず、
外国送金は利便性に欠ける。
ベトナム証券市場から資金回収は
投資家の決定次第。
合理的で安定した経済政策の他、
国家証券委員会はマクロ経済に関する市場の変動、
上場企業の活動現状について正確で充分な情報を提供するべき。
Vneconomy.net 2008年10月31日