国家銀行 金融政策緩和へ
今朝11月3日、国家銀行は
金融政策緩和のため、一列の政策を発行した。
ベトナム金融政策管理機関は引き続き、
公定歩合、資金供給金利、再割引金利を下げ、預金準備率を減らし、
信用活動に関する対策を実施する。
これらの政策は11月5日より適用される予定。
一列の対策
ベトナムドン(VND)の公定歩合は年間13%から12%に下げられた。
これに従い、各信用機関の最高貸出金利も、年間19%から18%に下げられた。
同時に、国家銀行は決定No. 2561/QD-NHNNを発行し、
資金供給金利、再割引金利 、銀行システム内の電子売買の貸出金利、
国家銀行の各銀行に対する清算用の貸出金利を規定した。
これにより資金供給金利は年間14%から13%に下がり、
再割引金利が年間12%から11%に、
銀行システム内の電子売買の貸出金利が年間14%から13%に下げられた。
国家銀行は特に、決定No. 2560/QD-NHNNで
各信用機関に対する準備資金率の調整について規定した。
VNDの準備資金率、及び、外貨の準備資金率は
2008年1月16日付決定No. 187/QD-NHNN で規定された割合より、
それぞれ1%、2%を下げる。
各商業銀行(農業農村開発銀行以外)に対するVNDの準備資金率:
Vietcombank、都会商業銀行、合弁会社、外国銀行支店、財政会社に対し
無期限と12ヶ月以下の期限の預金金利が11%から10%に、
12ヶ月以上の預金金利が5%から4%に下げられる。
農業農村開発銀行に対するVND準備資金率:
無期限と12ヶ月以下の期限の預金金利が8%から7%に、
12ヶ月以上の期限の預金金利が4%から3%に下げられる。
農村銀行、中央信用ファンド、協力銀行に対するVNDの準備資金率:
無期限、12ヶ月以下の期限、12ヶ月以上の期限の預金金利が
4%から3%に下げられる。
各商業銀行(農業農村開発銀行以外)に対する外貨準備資金率:
Vietcombank、都会商業銀行、合弁会社、外国銀行支店、財政会社に対し
無期限と12ヶ月以下の期限の預金金利が11%から9%に、
12ヶ月以上の預金金利が5%から3%に下げられる。
農業農村開発銀行に対する外貨準備資金率:
無期限と12ヶ月以下の期限の預金金利が10%から8%、
12ヶ月以上の期限の預金金利が4%から2%に下げられる。
国家銀行はこの一列の決定により、
2008年から実施している厳しい金融政策を、引き続き緩和する。
これは多数の協会、業界、企業の要請に対応するための結果である。
追加資金の供給により貸出金利を下げる
準備資金率を減らし、各商業銀行の在庫資金を減らす。
これらの政策の後、市場における金利は積極的に反応すると予想され、
企業は銀行資金と接触する機会が多くなる。
国家銀行は上記一列の対策と共に、
各信用機関宛に、新方策の実施を要請した。
具体的には、
各信用機関がVNDの金利を国家銀行の規定に合わせて調整し、
資金調達活動、営業活動の安全性を確保する。
国家銀行は各信用機関に対して
生産分野、農業農村分野、重要な商品の輸出入、中小企業の活動、
生産・営業の投資計画、実施の可能性が高い不動産案件を優先するよう要請した。
各信用機関も2005年5月31日付国家銀行総裁の決定No. 783/2005/QD-NHNN に基づき
借金の返済期間を調整する。
この調整は、営業情況が困難になっている企業、製品販売が積極的に行えない企業、
在庫製品が多い企業に対して実施される。
金融政策管理機関によると、
上記の対策の実施目的は、信用機関の資金調達、清算能力、営業活動の安全性を
確保するためである。
貸出金利を減らすと、中小企業の投資・生産・営業の開発を促進するために
銀行資金と接する機会を与える。
今日の昼、国家銀行は
各商業銀行、Vietcombankに対する金利調整、及び、預金準備率の調整について知らせた。
これらの銀行は即時実施し、現在VNDの貸出金利は1%~1.5%減らされている。
農業農村開発銀行は、VNDの貸出金利を年間15%から16%で適用している。
特に、農村の家庭に対しては、年間15.5%で貸出し、
中小企業に対しては、年間15.9%で貸出している。
ベトナム投資開発銀行は、
優先顧客(輸出入企業、中小企業、必要な商品の輸入企業)に対して
VNDの金利を年間15%~16%で適用する。
Vneconomy.net 2008年11月3日