Indochina CapitalとVinaCapital ベトナム不動産への投資促進
11月19日、「Bloomberg」は
Indochina Capital とVinaCapital の2社の投資ファンド管理会社が
ベトナム不動産への投資資金を増やすことについて知らせた。
厳しい信用政策の影響で多くの不動産会社が困難な状況になっている。
現在Vinacapitalは、来年の頭に
第2ベトナム不動産投資ファンドを開設するために、
数者の大物投資家と交渉している。
Rick Mayo-Smith -Indochina Capital会長によると、
この会社も来年の前半に不動産投資ファンドの規模を
1.55億ドル(2008年7月)から4億ドル~5億ドルに増やす予定がある。
金利が高く、各商業銀行が資金貸出を制限することにより、
多くの不動産会社が案件の実施を中止し、
現金化するために案件を売却しなくてはならない状況になっている。
この状況はベトナム不動産市場に参入した投資ファンドにとっては最良な機会を与える。
この2社の外国ファンド管理会社の役員によると、
ベトナムはアジア地域の中で急速に発展しているので、
ベトナムにおけるアパート、オフィス、ホテルの需要は今後まだ大きく増加する。
Mayo-Smith氏は
「今は不動産投資の最良なタイミングである。数案件は資金不足で中止された。
我々は数社のパートナーと会った。これらの会社は投資家を探していて、
数案件を売りたい状況である。」
と述べた。
その他、この2年間で建設資材が2倍値上げされたが、現在は徐々に値下げしている。
現在、Indochina Capitalは20案件及び約15億ドルの投資資金を管理している。
Mayo-Smith氏によると、Indochina Capitalの第3不動産投資ファンドは
最大規模を有するファンドになる可能性がある。
このファンドはハノイ市とホーチミン市で多目的な案件に投資する予定で、
25%~30%の利回り率を期待している。
Don Lam氏によると、
「ベトナムの人口は若く、結婚後、両親と別の所で生活したがる人が多い。」
為、中級アパートの需要が非常に大きいが、資金貸出が制限されるので、
中級アパート市場の開発に関わる多くの中小規模の不動産会社が
活動を中止しなくてはならない状況に陥っている。
VinaCapitalの第1不動産投資ファンド-VinaLandの規模は7.9億ドルである。
このファンドは現在ロンドン取引所に上場している。
しかし、これから開設する予定の第2不動産投資ファンドは上場する予定はなく、
利回り率は35%で予想される。
VinaCapitalは小売及びホテル分野にも投資しており、
現在はSofitel Metropole Hanoi、Hilton Hanoi Operaにも投資している。
Vneconomy.net 2008年11月21日