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2009年04月30日

年初4ヶ月 FDIの傾向


年初4ヶ月の外国直接投資の調達は
以下の4点の特徴がある。


<1>
ベトナムへのFDIは申請総額と実施額が前年同期より減。
4月の申請総額は3.42億ドルにしか達さず、
3月比52%減、前年同期より87%減。
年初4ヶ月の申請総額は63.57億ドルにしか達さず、
前年同期より17%減。

第1四半期のFDI実施額は前年同期より32%減。
WTO加盟の最初の2年間はベトナムへのFDIが急速に増加した。
2007年のFDI申請額は213.48億ドル、
実施額は803億ドルに達した。
2008年はそれぞれ641億ドルと115億ドルに達した。
しかし、金融危機及び経済危機は
ベトナムへのFDIに対しても影響を与えた。
今年のFDI総額は2008年より減るが、
2007年よりは高いと期待されている。

<2>
既に実施されている投資案件の増資資金(38.7億ドル)
は新申請額(24.8億ドル)より高い。
それはベトナムにおける投資活動が積極的な成績を得たこと
及び良い展望があることを示している。
「投資先に対する信用」は「資金力」と同様な意義を持つ。

<3>
各分野別の投資の割合は以前と大きく違ってくる。
サービス分野への投資額は全体の93.8%を占め、
工業分野への投資額はわずか6.2%、約39200万ドルである。
これはWTO加盟後にサービス分野をオープンにした結果である。

サービス分野への投資額は大部分が不動産分野に導入され、
約57.85億ドルとサービス分野への投資総額の97%を占め、
この4ヶ月の投資申請額の91%を占める。
従って、数年後にベトナム不動産市場は
暖かくなることが予想される。

しかし、農林水産分野への投資申請額は殆ど0になった。
この分野への投資の利回り率が低いことは
原因の一つであると考えられる。
従って、農林水産分野へのベトナム国内の投資を
促進する必要がある。
そのすれば、農林水産分野への投資の減少を
防止することができる (この分野への投資割合は
1999年の14.1%から2007年の6.5%に減)。

<4>
アメリカの2008年末までのベトナムへの直接投資申請額は
約50億ドルに達し、ベトナムへ直接投資する国の中で
9番目に位置づける(台湾、マレーシア、日本、
シンガポール、韓国、英国のVirgin、香港、タイの次)。
それがこの4ヶ月で一番になり、
38.2億ドルに達し、投資申請総額の60%を占め、
1998年から2007年末までの投資申請額(348億ドル)を超える 。
アメリカの投資が急速に増加する理由は沢山あるが、
中でも、ベトナムが特定の魅力を持つという点もある。



Vneconomy.net 2009年4月29日

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