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2009年05月28日

株式譲渡:証券会社「血を替える」事期待


証券市場の回復はまだ明確になっていないが、
最近、数社の証券会社の株式が大量に譲渡される動きがある。
これは小規模証券会社の「血を替える」動きと考えられる。


Viet Quoc証券株式会社の創立株主は、
所有株式(資本金の70%、315万単位相当)の全部を
Dong Nam A銀行株式会社(SeABank)のGiang副社長に譲渡した。

Giang副社長によると、
証券市場の動きが最近活発になっているので、
証券会社が投資家に対し
積極的にサービスを提供する時期になった。
Viet Quoc証券の70%を買収することは
SeABank開発計画の中にある。
今後、Viet Quoc株主総会を主催し、
2009年中に増資する事への意見を株主に求める予定。

Phu Hung証券株式会社の所有者の構造が大幅に変更された。
1000億ドンから1350億ドンに増資する際、
Quang Huy投資コンサルティング有限会社が出資した。
1,785,000単位の買収によりQuang Huyは
Phu Hung証券の資本金の14.7%を保全することになった。

さくら証券株式会社は、2社の外国機関投資家に
資本金の10%を譲渡する事が国家証券委員会により承認された。
具体的には Aizawa Securites Co., Ltd (日本)に
594,500単位(資本金の14.5%)を譲渡、
Japan Asia Holding Co., Ltd (日本)に
594,500単位(資本金の14.5%)を譲渡した。

Pham Hong Son-国家証券委員会営業管理局長によると、
証券会社の株式譲渡は営業活動を改善する。
当然、有効に運営できるかどうかは役員の能力による。
Son氏によると、
資本金の10%以下に相当する株式譲渡は
情報公開すればよいが、
10%以上の場合は国家証券委員会の承認を得る必要がある。

今までにも外国パートナーへ株式を譲渡した案件はあり、
実際、取引後に証券会社の活動状況は大幅に改善された。
典型的な例はHuong Viet証券が資本金の48.33%を
Morgan Stanley Holdings Pte (Singapore)に譲渡した。
Click & Phone証券は資本金の49%を
Golden Bridge (韓国)に譲渡。
ベトナム証券がRHB銀行(Malaysia)に
資本金の49%を譲渡。

つい最近、Dai Tay Duong証券株式会社が内部取引を行った。
3,375,000単位(資本金の25%)を所有している
Nguyen Minh Tuan創立株主は、
他の創立株主から3,375,000株式を購入し、
所有率を50%(6,750,000単位)に上げた。

専門家によると、
証券会社の大量の株式が譲渡されたことは
株主間で資金の流動を支える。

現在、多くの小規模証券会社は
困難な時期を乗り越えるために協力パートナーを探している。
しかし、協力パートナーを見つけられるかどうかは
様々な要素に起因する。
通常、各証券会社は財政力の強い、
商標があるパートナーと提携し、
目前の困難を乗り越え、長期的な発展を目指している。



証券投資紙 2009年5月27日

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