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2009年06月02日

大手国営企業 まもなく上場


企業の上場には、市場の回復が鍵となる。
年末に上場予定の企業には、有名な企業や
魅力的な分野の企業が多い。


大手企業の株式

Bao Vietグループが、ホーチミン証券取引所に上場申請書類を提出した。
資本金は5,730,266,050,000ドン。そのうち、国有率77.54%、
外国戦略投資家が10%を占めている。
同グループは573,026,605株(1株あたり10,000ドン)の
一般株式を上場申請した。

近年、Bao VietはMunich Re, Swiss Re, CCR, Hannover RE,
AON, Athur Gallagher, Marsh.等、世界有数の保険会社との
ネットワークを設けた。
同社は2008年、苦戦を強いられていたが、
1兆995億900万ドンの売上、7740億8900万ドンの税引き前利益、
6783億8700万ドンの税引き後利益に達した。

2009年4月末には、ベトナム貿易銀行株式会社 (VCB) が
2009年中に上場することを決定。
HOSEが同社の上場申請を基本的に承認したため、
OTC市場で最も人気の高い商品となっている。

投資家達は、VCBの上場を2年もの間待ち望んでいた。
同社の株式は、民営化の際に、規模や魅力的なことで
「大株式」と評価された。
現在、同株式は未上場市場で最も注目されており、
投資家が常に参照株価、購入について相談している

ベトナム財政投資家協会(VAFI)により何度も協議された後、
食品分野の大手企業2社であるSai Gonビール(Sabeco)と
ハノイビール(Habeco)は、上場の準備を完了したことを発表した。

残る問題は、国家及び株主の権利を確保するため
上場時期を適切に判断することである。
今後も、証あ券市場が上昇傾向にあると予測されるため、
この2社が年内に上場する可能性が高い。

他にも、Phuoc Hoaゴム株式会社、Sai Gon・ハノイ証券株式会社、
商工銀行証券株式会社(VietinbankSC)、Hoang Maiセメント株式会社等、
大手企業も年内に上場予定。


証券市場 さらに魅力的に

このように、上場予定の大手企業は多数あるが、以前には、
市場が下落したことにより、多くの企業が上場を取り消すという
事態もあった。年内の新企業の上場、特にベトナム国内でも
有力な企業の上場は、証券市場の状況を改善し、
証券投資を魅力的なものにする。

大手企業の上場は、商品規模を改善すると共に、
新しい投資家を生み出すため、市場の規模が拡大する。
実際、多くの投資家はこれらの企業の株式を大量購入し、
今後の上場を期待している。

ホーチミン市にある財政投資専門家の考えによると、
証券市場は年初から回復してきているが、年末までの状況については、
まだ何とも言えない。経済衰退の峠は超えたようである。
従って、証券市場への商品追加、特に優良な商品の補填は、
市場の魅力を維持できる。
これは、現在の困難な状況での証券投資ルートを
安定的に発展させるためには、重要な要素となる。

現時点で、大手企業の上場株価は、期待通りとはなっていないと
考える人が多い。ただ、ACB銀行の株式上場時代にあったように、
期待の株価より15%程度低い株価で上場することで、
株式をより魅力的にし、市場に合わせ、株価が自然と
上昇することにもなる。



Vneconomy.net 2009年6月1日

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