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2009年07月18日

引き続きベトナムへの投資を促進 IDG


IDGは年末にベトナムIT会社への投資の
第2ファンド(2億ドル)を開設している。


7月15日に行われた2009年情報通信セミナーにおいて、
各発表者は、経済衰退がベトナムのIT分野に対して
大きく影響を与えているとの考えを発表した。
ただし、ベトナムのIT分野は高い成長率を維持し、
引き続き投資家にとって、投資先として魅力的な分野である。

Patrick J MacGovern-IDG国際データグループ会長は、
ベトナムのIT分野への投資展望について以下のように答えた。

Q:年末にIDGはベトナムIT市場へ
追加5億ドルを投資することを発表する計画を聞きましたが、
その中でGrowth Fundの規模が3億ドルですか。
今までのIDGファンドの活動状況について教えてください。

A:IDGファンドは2004年よりベトナムで活動を開始し、
39社のベトナムIT企業へ1億ドルを投資した。
現在、IDGは年末に2番目の2億ドルのファンドを開設し、
それがIDG Venture Vietnam Fund Twoである。

その他、IDGが既に投資した会社への追加投資ファンドも開設した。
それがGrowth Fundであり、規模が3億ドルである。
Growth Fundは2010年の年初から2011年までに誕生する予定。

Q:経済衰退はベトナムにおける
IDGファンドの投資計画に影響を与えるか?

A:全く影響を与えない。IDGは引き続きベトナムに投資する。
ベトナムのIT市場は引き続き年間約15%で成長すると考える。
ただし、世界中のIT分野は今年10%しか成長しない。

IDGが投資した39社のベトナム企業を調査すると、
これらの企業は良く成長し、投資資金の回収率が35%である。
従って、今後ともIDG Growth Fundは
引き続きこれらの会社に投資する予定。

Q:経済衰退は通信分野へどのように影響を与えるか。
IT企業が経済衰退の時期を乗り越えるために何をするべきか。
A:経済衰退の影響により、
世界中のIT分野の成長目標が約2%減。
アメリカが4%、ヨーロッパが4%~5%である。

しかし、経済衰退の背景においても
アジアは15%~20%の成長率を維持しているので、
IT分野が今後アジアの発展途上国及び新発展国に集まると考える。
中でも、中国とベトナムが経済危機の時期にもかかわらず、
一番高い成長率を得た国である。

このチャンスを受け、ベトナム企業を含むアジアの企業は
ワイヤレスのサービスを開発すべき。
この近年、ワイヤレスの接続サービスに対する需要が高まっている。

経済衰退の状況に直面し、人民の消費が節約傾向になる。
従って、質が良く安いものを探す。
従って、消費者がアジアの商品を探す傾向になる。
従って、ベトナム企業はこのチャンスを把握し、
競争的な質と価格を有する商品を生産するべき。

その他、ソフト加工サービス分野 (outsourcing)
を引き続き開発するべき。
現在、ベトナムにおけるアウトソーシングサービスの量は
インドの半分 、フィリピンと中国より低い。



Vneconomy.net  2009年7月16日

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