ブルーチップ ベトナム投資ニュース

チャンスを利用して取引
以前、各民間商業銀行は
外国戦略投資家との提携を重視していたが、
現在では、ベトナムの大銀行と
提携する傾向になっている。
年初10ヶ月間で成立した
ベトナムの銀行間のM&Aは3件あったが、
ベトナムの銀行の所有率を上げた外国銀行は
BNP Pairbas(BNP)がOCBの所有率を
15％に上げた案件の1件しかなかった。
そして、ベトナムの銀行と外国銀行との間で
成立したM&A案件はなかった。

Oecanbankは年初に
Petrovietnam (PVN)を戦略株主として選択し、
OceanbankにおけるPVNの所有率は20％である。
また、PVNの出資により、
Oceanbankの資本金が2兆VNDとなった。

また、最近、Maritime Bankとこの銀行の大株主が
MXBankの株式の45％を再購入した。
そのうち、 Maritime Bankだけが
MXBankの株式の4.99％を保有している。
現在、MXBankは今年末に
1兆VNDから2兆VNDに増資するための
手続きを行っている。

以前、2009年第3四半期初頭に
DaiA BankとTin Nghiaグループ（Dong Nai省）の間で
大きな株式売買案件があった。
Tin Nghiaグループは
DaiA Bankの49％を所有することになった
（以前は11％を所有）。
そのため、Tin Nghiaグループは
ほかの大株主より早くDaiA Bankを買収した。

現在、ACBは多くの小規模銀行の株式を
特定の割合で保有している。
具体的には、DaiA Bankの11％、
Kien Long Bankの11％を所有している。
Eximbankの所有率について、
ACBおよびACBの大株主が
Eximbankの株式の22％を保有し、
今後30％～35％に上げたいとしている。

年初から、大規模銀行が小規模銀行の
株式を購入する傾向が活発化している。

共に発展するのか
財政専門家の評価によると、
ベトナムの銀行間での大量の株式購入は
2010年からさらに積極的に行われると
予測される。
小規模銀行が国家銀行の3兆VNDの
増資計画に応じないため、
大規模銀行に株式を売却することは
当然のことである。
そして、ベトナムが2010年に
金融市場を完全にオープン化するので、
大規模銀行が早期に
マーケットシェアを拡大するためには、
当然、M&Aを視野に入れる。

大規模銀行に株式を売却する際、
各小規模銀行が、資金力、人材力、
技術移転に注目すると共に、
大金融危機の脅威より保護される。

Duong Cam Da－
Vietnam Equity Holding投資ファンド副社長は
小規模銀行の合併および
銀行間の買収は今後も活発であると考える。

ある銀行の社長は
「ベトナムの金融市場で
100％外国銀行の姿が出てきた。
今すぐに外国銀行の競争について
恐れる必要がないが、
小売金融サービスの競争が
段々と激しくなるはず」と語った。

また、もう一つの問題は
経済衰退により銀行と企業が
困難な状況になっていることである。
生産能力が減少し、労働力が余剰傾向となり、
商品・サービス市場から資本市場まで
段々と規模が狭くなっているので、
経済・社会において消極的な影響が出てくる。
そのため、今後の発展のためには
各小規模銀行はパートナーからの協力を必要とする。

ベトナムと外国の大戦略パートナーから
資金を調達することで、
小規模銀行は財政力とシェアを
拡大することができる。
例えば、OceanbankはPVNの出資により、
同行が、組織、技術ネットワークの構造から
特徴ある財政サービス商品までを
開発することができPVNのグループ会社および、
石油関係機関の需要にも対応できるようになった。
9月末にOcean Bankが石油証券株式会社（PSI）と
全面協力合意書を締結し、
PSIのサービス提供専門会社になった。

Maritime Bankについても、
MXBankの株式を購入した後、
同行がMXBankを改善し、
株式会社として農村の市民らに
サービスを提供できる機関となった。