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2010年03月25日

高金利による影響とは


銀行金利は上限が規定されているが、
調達金利と貸出金利はかなり高利である。
2009年は企業の金利支援で年間6%までの金利だったが、
現在の金利はその3倍である。


専門家によると、この状況が早期解決しない場合
ベトナム経済の成長に大きく影響を与えるという。

VND預金が大きな利益を生む

現在、預金金利は上限の年間10.499%。
ある民間商業銀行の社長によると、
今年、インフレが7%の場合は、
年間10.499%の調達金利は高いと考えられる。
通常、調達金利がインフレより年間1~2%高いのは合理的であるが、
現在、年間3.5~4%も高い。

殆どの銀行は調達金利の上限制度を適用しなくてはならない。
もしも上限制度がなくなれば、
預金者は預金金利の更なる上昇を予測するため、
短期間しか預金しない。
実際、2009年には年間9.99%の金利上限制度を適用した銀行が
今年に入って年間10.5%に引き上げた。
金利上限制度が廃止されたため、
預金者は今後の調達金利上昇に大きな期待を寄せている。

Ly Xuan Hai-ACB代表取締役社長によると、
論理的には金利がこのまま維持される場合はVNDで預金した方が得である。
例えば、インフレが7~8%になると予測し、
VNDの預金金利がおよそ12%になったが、
USDの預金金利は年間3%~4%しかない。
アメリカのインフレが2~3%になる場合は
VNDを保有した方がUSDより得である。

VND貸出金利(単位:%/年)

2008年2009年2010年(予測)
インフレ19.896.887
VND預金金利189.9910.5
VND貸出金利1810.516~17


短期借入から長期借入へ

借入者が高金利の借入契約で大変困窮している。
名義の短期借入金利は年間12%しかないが、
実際の支払い金利が年間15~18%である。
近く、各銀行が相対金利制度を適用する場合には
制度を得るために短期借入を長期借入に変更する人が増えるだろう。


Vneconomy.net 2010年3月24日

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