ブルーチップ ベトナム投資ニュース

不動産投資計画の実施には、
巨額の資金源が必要なため、投資主が様々な形で
資金を調達している。
ホーチミン市不動産協会と企業経営者養成学院の
主催により実施された「外国投資家と投資ファンドと接し、
効果的に資金を調達する方法」のセミナーの
William H.Davidson博士-投資ファンドコンサルティング専門家の話によると、
現在、各投資ファンドの資金力は非常に裕福であり、
数兆USDになっているが、ベトナムの投資主が
なかなかこの資金源に接することができない。

William博士によると、殆どの外国投資ファンドは、
ベトナムの投資主が、外国投資ファンドからの
出資を受け入れるための準備がまだ不十分であると考えている。
中国の不動産市場は、開発のための50％の資金を
外国投資ファンドから調達している。

ファンド管理機関が、最も関心を寄せている問題は、
投資のリスクで、政治の不安定等、国家的なリスクにも配慮している。
投資ファンドは、利益よりも、投資主のブランド、
投資手段（土地、不動産作品）に関心を寄せている。

土地立ち退きが完了したかどうか、営業戦略があるか、
財政投資資金が明確であるか、定期的な会計監査を行っているか、
優秀な財政担当社長であるか、管理部が活動しているか、
法律コンサルティング企業があるか等の要素が検討される。

DonLam－VinaCapitalファンド管理会社の社長は、
記者会見において、「多くの企業に出資したが、
企業の決断に意見を出す立場にない」と語った。
各投資主が常に会社の運営を兼務し、外部からの支配を避けている。
会計問題、特に過去のデータが不透明である。

これらの理由で、外国投資ファンドが投資を断っている。
企業への投資は、証券市場の株式に投資するのとは違い、
投資ファンドが長期的に1年～5年の間で投資する。
不動産への投資する場合は、投資期間が10年以上のため、
外国投資ファンドが、単に利益を上げるためだけに投資するのでなく、
企業の発展にも貢献する。