ブルーチップ ベトナム投資ニュース

2009年には、Vietcombankが
5兆40億VNDの利益を計上した。
これは国営銀行の中で最高の成績である。

同行は 資本金の90％が国家銀行に所有されるため、
国営企業であると考えられる。
しかし、利益成長率を維持することができない。

2010年の利益は4兆5000億VNDと予測され、
前年と比べ10％以上の減少。
2009年の税引き前利益が3兆3730億VND、
2010年には4兆VND（前年度比18.6％増）に
達するとみられる。

その内、ACB、Techcombank、Sacombank等の
大手民間銀行は、
より高い利益成長率を維持することができる。

3社の利益は、

▽ACB
　2009年は2兆8380億VND
　2010年の予測は3兆6000億VND（前年度比27％増）
▽Techcombank
　2009年は2兆2530億VND
　2010年の予測は3兆4670億VND（同54％増）
▽Sacombank
　2009年1兆9010億VND
　2010年の予測は2兆4000億VND（同26％増）

上記の利益増加により、
今後2年間でVietinbankは
利益面でACBとTechcombankを超えるとみられる。
民間銀行の利益成長率は国営銀行より2～3倍高い。
そして民間企業の総資産の成長率も
国営銀行よりかなり高い。

2010年にはVietcombankの総資産増加率が15％（293兆8200億VND）、
Vietinbankが20％（292.5兆VND）、
Techcombankが56％（144.382兆VND）、
Sacombankが48％、ACBが25％（210兆VND）上昇すると予測される。

国家銀行の役人によると、
ACBがこの3年間の成長率を今後も維持できる場合は
4年後にベトナムの大手銀行4社の中の１社になる。
しかし、国営銀行に大きな変更がある場合は
状況が変わってくる可能性がある。

ACB、Techcombank、Sacombank、Eximbank等の
大民間銀行が現在の成長状況を維持できる場合には、
国営銀行を超える時期がさらに早くなる可能性があると述べた。