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2010年06月07日

世界銀行:「ベトナム公債 GDPの47.5%」


世銀によると、2009年末までのベトナムの公債は、
GDPの47.5%を占め、今年のGDP成長率は
年間6.5%以下になると予測した。


Martin Rama-世銀経済最高顧問によると、
上記の結果はWB及びベトナムにおける
外国機関の計算方式によって算出されたものである。
ベトナム政府の計算では2009年の超過支出は
GDPの6.9%しか占めていないが、
世界銀行の計算ではGDPの8.4%となっている。

同様の計算方式で、ベトナム公債も全く違う結果になる。
ベトナムの発表によると、2009年末まで、
公債がGDPの41.9%を占めたが、
WBの計算ではベトナム公債がGDPの47.5%を占めた。

上記の数字は6月9日、10日にKien Giang省で行われる
CG会合の直前に発表された。

6月3日の記者会見において、
Victoria Kwakwa-世界銀行ベトナム社長は
ベトナムは、他国と比較しても、
国際経済危機を乗り越えることに成功した、と述べた。

これはベトナム政府が、経済状況に合わせて
適切な対策を実施した成果である。
具体的には、2009年末からベトナムの主な輸出活動が
回復してきた。

2010年は、はじめて5月の貿易赤字が10億USD以下になった。
VNDが2008年5月から2009年末まで不安定であったが、
最近、ベトナム市場に対する信用性が高まっている。
自由市場のUSDの為替レートは、銀行のレートと同様になった。

ただ、Martin Ramaは、ベトナムがより良い成果を
得られる可能性があった、とした。
最も強調したのは、以下の3つ。
①資金利用経費がより低い
②外国投資資金がより大きい
③情報に透明性がある

ベトナムが上記3点を実現できれば、経済発展の時期に入る。

世界銀行の報告書では、今年の国会のインフレ抑制の目標は、
達成しにくいと強調した。
ただ、ベトナムで引き続き、厳しい財政対策を実施される場合は、
インフレが10%以下に抑制され、9%になる可能性が高い。

その他、世銀は、今年のベトナムのGDP成長率が
6.5%に達することを予測。
ベトナムがより良い成績に達すると確信しており、
7%に達することも難しくない。



CafeF.net 2010年6月7日

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