ブルーチップ ベトナム投資ニュース

今週初め、国家銀行は、
Sai Gon商工銀行（Saigon Bank）とMeKong開発商業銀行株式会社に、
資本金1兆VNDから3兆VNDへの増資を認可したことを明らかにした。
この2件の増資は、投資家業界から大きく注目されることとなった。

2009年末に発行された政府規定No.141には、
銀行に対し、資本金3兆VND以上の確保を義務付けている。
上記の増資は、この規定をクリアするためのものである。

先日、Thang Long証券株式会社（TLS）は
「証券市場の上昇は困難が続いている。
　原因は資金導入が制限され、
企業の増資が優先されていることにある。」と強調した。

年末までで最も注目されるのは、
民間商業銀行の増資に向けた動きである。
多くの大規模銀行の資本金は規定の3兆VNDを超えているが、
増資はまだ続いている。
また、その他の20社も増資に向けた資金調達を行っている。

統計によると、銀行21社は増資のため、
合わせて30.262兆VNDを「飲み込んだ」という。
この数字は3兆VNDという規定で確定されることになった。

株主総会で認可された2010年計画に基づき計算すると、
この数字はさらに膨らむことになる。
（3.1、3.5、5兆VNDに増資する計画もあった）

株主への追加発行に先駆けて、
転換社債の発行が実施されたが、
残り期間に調達しなければならない必要資金は
30兆VND以上に上るため、
証券上場市場への投資資金はかなり減少することになるだろう。

この資金は、直近の3ヶ月で行われた、
ホーチミン証券取引所の1ヶ月当たりの平均取引総額に相当する。