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2010年07月14日

外国投資資家 投資チャンス待機中


先週、HOSE、HNXの取引総額が、年初最低となった。
いくつかの原因が考えられているが、その中でも、
Vietnam Enterprise lnvestments Limited (VEI)と
Vietnam Growth Fund Limited (VGF)(Dragon Capitalベトナムに所属)の
換金が最も大きいと見られている。


7月12日、Dragon Capitalは上記2ファンドが
引き続きベトナムで活動することを発表した。
そのため、ベトナムは引き続き投資資金に注目されることになった。

設立から10年で、ベトナム証券市場の時価総額は、
GDPの40%に留まっている。しかし3年後には、
GDPの70%に達する可能性もある。
ベトナム証券市場は2つの段階を経て成長してきた。
第1段階は、2000~2007年まで市場の形成と急速発展の段階である。
第2段階は、国際経済危機の影響から現在までで、市場は乱高下した。
発展の第3段階は、2011年以降である。

ただこの段階で、市場の発展は、
マクロ経済の調整能力と再構造、国営企業の民営化の状況に寄ってくる。
企業が経済発展と証券市場の状況に合わせて柔軟に対応する。
多くの企業が上場に対して魅力を感じれば、上場を決定するだろう。

長年、外国投資資金の導入を見ている
Le Thi Bang Tam-元財務次官/HDBank民間商業銀行取締役会長は、
現在、外国投資資金は換金されていない、
ベトナムでの投資チャンスを待っている状態だ、と分析している。
外国投資家は、国営企業の改善と証券市場の健全な活動のための、
規定策定に期待を寄せている。

Tam氏は「ベトナム証券市場は設立から10年を経たが、
急速に発展したのはこの5年である。
それは、ベトナムがWTOを加盟したこと、
外国投資家が積極的に市場に参加したことなどによる結果である。
現在の困難は一時的なものである。
投資家は投資資金の換金ではなく、
投資することを慎重に検討している状況だ。」と述べた。

Vu Bang-国家証券委員会会長によると、
今後10年で、市場が大きく発展する可能性は高い。
政策の改善も長年かけて実施されてきた。
多くの大企業が将来民営化される予定のため、
外国投資家はそれを大きな投資チャンスと考えている。

国際金融危機の影響から、外国間接投資資金は、
2007年に120~130億USDに達したものの、
今年は80億USDまで減少した。
2010年は輸入超過、為替レート等の問題が懸念されたが、
今年3月、ベトナムが積極的に政策を実施したため、
外貨準備資金もかなり改善された。
金融政策についても、為替レートを柔軟に調整し、
銀行の流動性の問題についても良く整理し、
金利調整も正しい方向で実施されている。

VEILとVGFの投資ファンドや、
他の外国投資ファンドは、引き続きベトナムに残ることを制約した。
2008年、いくつかのファンドが国債を売ったが、
その後、国債価格が急上昇したため、彼らは大きな損失を被ることになった。
当時の記憶が残っているのであば、
外国投資家は、短期的な問題や長期的な経済発展力を分析しながら
投資を決定するべきである。



Vneconomy.net 2010年7月14日

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