ブルーチップ ベトナム投資ニュース

引き続き魅力的な投資先

年初から外国投資の実施は
楽観的に行われている。
計画投資省外国投資局によると、
年初8ヶ月のFDIの実施額は
72億5千万USD（前年同期比3.6％増）、
毎月のベトナムのFDI実施額は
約9億USDに達する。

ベトナムでは2009年末に
国際経済危機の影響により
投資許可を発給されたFDI案件が
一時的に中止されたが、今は再開している。

台湾のUni-Presidentグループは
その典型的な例である。
数ヶ月間で案件の実施が延期されたが、
2010年の初頭に
小麦粉、ラーメン、水産養殖食材、
家禽（かきん）類の食材工場建設を
Dien Nam-Dien Ngoc工業団地の
13万平米の敷地で起工した。

この案件の投資総額は1億4千万USDで、
2011年の年初より生産を開始、
国内市場及び外国輸出市場に40万トンの製品を供給し、
1千人の労働者を雇用する予定である。

Guang Lian-Dung Quat鉄工場は
投資総額が45億USDで
台湾・Guang Lian Steel会社の投資案件。
工場の生産能力は年間500万～700万トンである。
この投資案件も3年間延期された。

ベトナム海運公社 (Vinalines)によると、
日本のMitsui O.S.K. Lines Ltd.、
Nippon Yusen KK、Itochu Corpは
Hai Phong市Lach Huyen郡における
コンテナ港の投資計画へ高い関心を示している。
投資資金300億円のこの案件は
ベトナム最大のコンテナ港となる。

年初から現在までのFDI実施額について
Vo Tri Thanh中央経済研究学院副所長は
外国投資家の動きが
ベトナムのマクロ経済の改善に対して
積極的に影響を与えると述べた。
FDIの実施額と余剰資金が大きいため、
全体の清算バランスシートが改善され、
マクロ経済が安定する。


大規模の案件を強化

Do Nhat Hoang－計画投資省外国投資管理局長によると、
現在、全国で10億USD以上の
規模を有する投資計画は24件あるが、
実施が延期されたり、
実際は資金の調達が不足している恐れがあり、
実力のない投資家は除外する必要がある。

またベトナム政府への投資許可の発給には
申請書類の提出日より15日＋審査用期間の45日
が必要となる。