ブルーチップ ベトナム投資ニュース

9月上旬、USD資金源が強いと言われるEximbankが、
外国通貨預金金利を引き上げた。
具体的には3ヶ月期限のUSD預金金利が年4.35％に、
12ヶ月期限が年4.45％に引き上げられた。
9月8日、Eximbank に引き続き、
ACB銀行も同様のUSD預金金利に引き上げた。
これよりさらに金利を引き上げた銀行もある。
例えば、ベトナム・ロシア合弁会社と、An Binh商業銀行株式会社も
3年期限の預金金利を年4.5％と4.6％に、
12ヶ月期限のものを年5.2％に引き上げた。
USD資金源が強いVietcombankも、
12ヶ月期限の預金金利が年4.5％に引き上げられた。

ACB頭取-Ly Xuan Hai氏によると、
他の銀行が一斉に預金金利を引き上げたため、
今回、われわれも倣わなければ、顧客の足を引き止めることはできない。
ただ現在、ベトナムでのUSD金利は他国に比べ、
あまりにも高すぎるため、この以上は引き上げない方が良いだろう。

ベトナム商工銀行の役員は、
ベトナムの銀行が資金調達のマーケットシェアを拡大するため、
ベトナム内のUSD預金金利を不当に引き上げた、と語っている。

海外に住むベトナム人は、
高いUSD金利を得るため母国に送金する可能性が高い。
しかしその一方で、外国機関投資家が低金利で
大量のUSDの資金を調達することが簡単にはできない状況である。
そのため、ベトナム銀行は
国内市場に期待するより方法がない状況となっている。