ブルーチップ ベトナム投資ニュース

Don Lam-Vinacapital Group代表取締役社長によると、
今年のVinacapital 2010セミナーへの参加登録者は90名で、
昨年の2倍に増えた、とのこと。

Don Lam氏は
「外国投資家がベトナム市場への関心を強めている。
　我々は来年か、近い将来、
　大規模の投資資金がベトナムに導入される、と見ている。」と述べた。

第4四半期は　ベトナム証券購入の大チャンス

Andy Ho-Vinacapitalグループ投資担当部長は
「ベトナム証券市場に投資している外国投資家は、
　主に機関投資家であるため、長期的な投資先を探す傾向にある。
　ベトナムの有価株を低価格で購入できることは、
　機関投資家にとって願ってもない機会である。」と述べた。

Vinacapitalは、引き続き外国からの
新規投資資金の取り入れを重視しており、
特にベトナム国内の経済分野に投資することを目指している。
2011年、Vinacapitalは新しいベトナム投資ファンドを開設、
引き続きベトナムについての情報を、
外国投資家に宣伝していく方向である。

2010年の株式市場で、最も人気が高い分野は
日用品販売、医療サービス、財政サービス、
石油、水産物、建設資材である。

ベトナム経済成長率は、ここ数年6～8%で維持されている。
インフレへの懸念はまだ残っているが、
年平均7～9%以下に抑制されているため、
資金貸付も高く成長している。

VN-Indexは、この12ヶ月で28,3% を下落している。
しかし、アジア各国やアセアン諸国では、Indexが30%以上上昇している。

なぜベトナム証券市場が、
アセアン諸国や他の新興国の証券市場に比べ遅れているか。
Vina Capitalは貿易赤字、2年間で5回にわたるVNDの引き下げ、
今年に入って9ヶ月、流動性が低下していることなどが、
最も大きな原因である、としている。
ただ、党大会で証券市場に対する政府の趣旨が変わったため、
状況の改善が期待されている。

また、ベトナム投資ファンドは、
引き続き高い割引率（平均25%）で取引されている。
これらのファンドは、ロンドン証券市場で取引されている
Closing Fundが大きな割合を占めている。

NAV価格以下で割引されるため、
ベトナム証券が投資家に注目から逸れてしまっている。
ベトナム市場の回復に対する投資家の信用が高まれば、
この割引率はなくなるだろう、と考えられる。
その時、ファンド管理者は
ベトナム証券市場の利作りの潜在力を証明することができるだろう。

今回は5回にわたって、Vinacapitalの投資家対象セミナーが開催された。
こうした場が、外国から来た投資家が互いに話し合い、
ベトナムの潜在力について協議できる場所として
提供されている。

今後12～18ヶ月後、
Vinacapitalは新ファンドを開設する予定。
Vinacapital Goupは現時点で、18億USDの資産を管理している。