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2010年12月24日

Standard & Poor’s、ベトナム国家借金の信用格付けを失墜


最近の情報によれば、S&P(Standard & Poor's)は
ベトナム国家の借金信用格付けを1ランク落とした。


これにより、ベトナム国家借金の信用格付けは
「消極的」とのランクに位置づけられることとなった。

Bloombergは12月23日のS&P信用格付け報告書の中で
ベトナムにおける超過外貨借金の信用格付けと
長期借金が、それぞれBBからBB-、BB+からBBに
下がったことを発表した。
国内短期借金はBランク維持のままとなっている。

S&Pは借金の信用格付けが「消極的」となった原因について、
マクロ経済がまだ引き続きベトナム財政状況の安定性に
不利な影響を与えるとの予測が反映していると述べた。

Bloombergの発表では、現在ベトナム国家の借金に対する
信用格付けはバングラデシュやモンゴルと
同じ水準になったことも伝えている。

S&Pの分析では、ここ数年でベトナムのマクロ経済が
大きく変動していることや、資金貸付の急速成長によって
銀行システムが弱くなってくることが指摘されている。
その一方、ベトナムは経済構造を改善しているため、
今後は状況が好転に向かうという展望がされており
2010年のGDP成長率は6.8%に達すると予測している。

この数日前、Moody’sも同様にランクを1つ下げたが
S&PはMoody’sと違ってVinashinの借金状況について
配慮を全く行っていなかった。
Moody’sとS&Pは、今回のランクダウン以前にも
ベトナム財政システムに対してVinashinの案件が
不利な影響を与えることついて警報していた。


Vneconomy.net  2010年12月24日

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