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2011年02月28日

ベトナム投資ファンド  取引振るわず


2010年、ベトナムの5つの上場投資ファンドと
外国投資ファンドは不成功に終わった。
外国投資ファンドは自社の証券を再購入できるが、
ベトナム投資ファンドはできない。


ベトナムで活動している外国投資ファンドの
純資産(NAV)はほぼ下降。
取引価格の割引は最低NAVの10%~15%、
最高NAVの30%~40%で、
外国投資ファンドは自社の証券を再購入できるため、
1単位の証券に対する割引率を減らすために資本金を減らした。
これにより外国投資ファンドは自社ブランドや
財政状況を確保することができるが、
ベトナム投資ファンドはこれができないため、
証券の取引価格がNAVと相当になるのは難しい。


投資家は無関心

最近の投資家は、証券市場での投資ファンドの
証券の存在を忘れてしまったかのようだ。
投資ファンドの中で流動性が最も高いVF1は、
1日10万単位しか取引されていない。
投資家の関心が薄れ、市場が上昇しても
投資ファンドの証券取引はまだ静かである。
結果、投資ファンドの証券の割引率は徐々に大きくなっている。
例えば、2月3日、VF1証券は1単位当たり
11,300VNDで取引され、割引率が48%になった。
この割引率はVF17年間の取引の中で最高である。

VF1はVF4、VFA、PRUBF1、MAFPF1等の
他の投資ファンドとともに慎重な投資戦略を実施。
基本的財政指数が良い上場証券にしか投資しないが、
この慎重さはファンドのNAVの成長を支えていない。
2010年12月の会計報告書によると、
2010年のVF1の純利益は-2036億VND。
証券市場が暴落している背景において、
多数の証券が安価で取引されている。
VN-Indexは、時価総額が大きい株価に対する
外国投資家の純購入の動きによって上昇する。
そのため、投資ファンドの業績が良くないのは
当然のことである。ここで挙げられるべき問題は、
どうやって投資ファンドの証券に対する投資家の関心を
高めるか、投資ファンドの割引率を減らす方法があるか、
ということである。
これは投資ファンドの努力だけでできない、
市場管理機関の法律的調整が必要である。


不成功の「買収案件」

投資ファンドの「長期的活動」のメッセージの背後には
何があるのか。

2010年8月末、PRUBF1証券価格が、
1単位当たり4200VNDに下がった時、
数社のファンド管理会社が大量にPRUBF1証券を購入し始めた。
発行証券数の30%以上を持つ投資家は
特別株主総会を要求する権利がある。
その場でファンド管理会社の変更又は期限の前に
ファンド解散を要求することができる。
投資ファンドの割引率が高いため、
ファンドの解散が株主に与える利益が小さくはない。
ファンド管理会社を変更することで、
新しいファンド管理会社は開設経費を抑えることができ、
直ぐに管理手数料が入るので、ダブルで利益を得られる。

Prudentialベトナム株式会社は、2010年11月末までに、
企業買収の危機が明らかで、
PRUBF1証券を再購入しなくてはならなかった。
再購入価格は、当然、上場市場での取引株価より高く、
1単位当たり6700VNDであった(取引株価より6300VND高)。
今は、PrudentialベトナムはPRUBF1の大株主になったため、
買収危機がなくなった。

VF1も同様の状況だった時もあったが、
VF1の流行証券の数が大きく、簡単に買収されない。
VFMの親会社であるDragon Capitalはファンド買収活動を認識しており、
同社は現在、VF1の25%を所有しているため、
買収危機の発生及びファンド解散の発生は難しい。


ベトナム投資ファンドは

現在、ベトナム投資ファンドは自らのファンドの証券を
再購入できる機会を待っている。
証券を再購入すれば資本金と管理手数料が減るが、やむを得ない。
しかし、再購入がまだ出来ない。この原因は何か。

現在、ベトナム証券市場に上場している5つの投資ファンドは
公衆ファンドであり、クローズドファンドである。
証券法第92条によると、ファンド管理会社が
証券投資ファンド(クローズドファンド)の資産を使って
自社ファンドの証券に投資すること及び
他のファンドに投資することはできない。
オープンファンドは自社のファンドの証券を再購入することができるが、
ベトナムでは、証券法第93条でオープンファンドの活動に関する規定が
あったにも関わらず、まだオープンファンドが開設していない。
現在、活動している証券投資ファンド(クローズドファンド)は
何度も国家証券委員会に自社の証券を再購入できることを要請したが、
「検討中」としている。



InfoTV.net  2011年2月28日

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