全体像が不透明な外貨収支
ベトナムの外貨収支は、
輸出入、在外ベトナム人の送金、投資の三つが主な手段となる。
InfoTV.net 2011年4月13日
輸出入、在外ベトナム人の送金、投資の三つが主な手段となる。
長年ベトナムの外貨収支は、常時プラスとされてきた。
それでもまだ外貨資金が不足しているのか、
と言う質問に対して、Cao Sy Kiem-元国家銀行総裁は、
外貨収支の計算には誤差があり、
この余剰の外貨資金は、外国に送金されているか、
脱税で取引されたと考えられる、と答えた。
Q:2009年以降現在までで、ベトナムの外貨収支は、
常時プラスとされている。
それでも外貨資金は不足している状況なのか ?
A :外貨収支は貿易、外国からの送金、投資の三つの要素に左右される。
貿易は主に年20%前後の輸入超過状況である。
2010年は16.8%以下に抑えられたが、
貿易による外貨収入は、いつもマイナスの状況なのである。
毎年、約200億USDのマイナスとなるが、
2010年は120億USDであった。
外国からの送金については、
年間の送金総額は100億USD以下である。
2010年は平均を下回り、80億USDであった。
残る外国投資(ODA無償援助、FDI含む)が、
年間数十億USDに達するのだ。
この様に、3つの要素の収支はばらばらだが、
合算すると、全体の外貨収支がプラスとなる。
これは、ベトナムへの外貨導入額が、
換金額より大きいためだ。
ただ近年、外貨収支には計算の誤差があることも明らかになっている。
中には、60億USDの誤差があった年もあった。
この差額はどこに行くのか?大きな疑問である。
Q:外貨資金不足の原因は何か?
A: (1)ベトナムの外貨管理が甘い。
例えば、市場でUSDが清算手段として使われていることなどがある。
USDはいつでもどこでも使われている。
USDは銀行口座だけでなく、国民各自が保管してもいる。
そのため、管理機関が具体的な数字を把握ず、管理もできない状況だ。
それにより、外貨収支全体は悪くはないのに、
商業銀行が確保している外貨資金が少なく、
需要にも対応できない状況となっている。
また、20億USD、40億USDという多額の支出超過となった年もあった。
ある情報によると、
現在、国民が各自で確保指している外貨資金っは、
約150億~170億USDあるともいわれている。
しかし、国家銀行の統計では5.7億USDしかない。
(2)ベトナムに導入された外貨資金が、
銀行口座を通じて外国に送金されていることがある。
それでもまだ外貨資金が不足しているのか、
と言う質問に対して、Cao Sy Kiem-元国家銀行総裁は、
外貨収支の計算には誤差があり、
この余剰の外貨資金は、外国に送金されているか、
脱税で取引されたと考えられる、と答えた。
Q:2009年以降現在までで、ベトナムの外貨収支は、
常時プラスとされている。
それでも外貨資金は不足している状況なのか ?
A :外貨収支は貿易、外国からの送金、投資の三つの要素に左右される。
貿易は主に年20%前後の輸入超過状況である。
2010年は16.8%以下に抑えられたが、
貿易による外貨収入は、いつもマイナスの状況なのである。
毎年、約200億USDのマイナスとなるが、
2010年は120億USDであった。
外国からの送金については、
年間の送金総額は100億USD以下である。
2010年は平均を下回り、80億USDであった。
残る外国投資(ODA無償援助、FDI含む)が、
年間数十億USDに達するのだ。
この様に、3つの要素の収支はばらばらだが、
合算すると、全体の外貨収支がプラスとなる。
これは、ベトナムへの外貨導入額が、
換金額より大きいためだ。
ただ近年、外貨収支には計算の誤差があることも明らかになっている。
中には、60億USDの誤差があった年もあった。
この差額はどこに行くのか?大きな疑問である。
Q:外貨資金不足の原因は何か?
A: (1)ベトナムの外貨管理が甘い。
例えば、市場でUSDが清算手段として使われていることなどがある。
USDはいつでもどこでも使われている。
USDは銀行口座だけでなく、国民各自が保管してもいる。
そのため、管理機関が具体的な数字を把握ず、管理もできない状況だ。
それにより、外貨収支全体は悪くはないのに、
商業銀行が確保している外貨資金が少なく、
需要にも対応できない状況となっている。
また、20億USD、40億USDという多額の支出超過となった年もあった。
ある情報によると、
現在、国民が各自で確保指している外貨資金っは、
約150億~170億USDあるともいわれている。
しかし、国家銀行の統計では5.7億USDしかない。
(2)ベトナムに導入された外貨資金が、
銀行口座を通じて外国に送金されていることがある。
InfoTV.net 2011年4月13日