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2011年04月25日

ベトナム民間企業で過去最大のM&A契約締結


今月の記録的価値を有するM&A契約は、
ベトナム市場の未来に対する外国投資家の信頼性の現れである。


4月13日、アメリカの投資ファンド
- Kohlberg Kravis Roberts (KKR)はMasan日用品生産販売会社の
株式の10%を買収が発表された。
Masanはベトナムで上位の
Nuoc Mam(魚で作られた調味料)生産会社である。

現在、KKRは世界中で約610億USDの資産を管理している。
Masanグループの株式の買収は、KKRにとって
ベトナムでの最初のM&A案件である。

Masan日用品生産株式会社はKohlberg Kravis Roberts に対して
1400万単位の一般株式を発行するため、
Masan日用品生産会社におけるMasan Groupの所有率を
78%に減らすことになる。
今回の1億5900万USDという額は、
ベトナムで過去最大の民間企業のM&A案件になる。

2010年度、Masan日用品生産株式会社は、
売上が5億6900万VND(2億7200万USD)に達した。
Masan Group はこの2年間で、Mount Kellett、Orchid Fund等の
有名なファンドから5億USDを調達することができた。

KKRは今後ベトナム市場が発展すると信じでいる。
KKRの Ming Lu報道家は「この10年間で
ベトナムは経済、構造改革の面で大きく進歩した。
国民の生活も大きく向上している」と述べた。

1990年から2009年まで、GDP成長率は
年間平均7.1%に達し、人口も8700万人に増えた。
人口の半分が30歳以下で、幅広い消費市場となっている。

小売店が街中に並び、BlackBerry携帯電話、BMW車が
ベトナム国民にも良く知られる製品になっている。

AFPによると、この20年間で急速に発展してきたベトナム経済は、
まだ様々な問題が存在している。
例えば、物価上昇率が高い、超過輸入額が大きい、
VNDが安くなっていることなど。
最近、信用格付事業-Moody'sは外貨準備資金が引き続き減ると、
ベトナム信用格付に大きな圧力を掛ける警告した。
ただ、 Moody’sは、長期的にベトナムへのFDIが
まだ「安定的で良い状況」であると評価した。

分析者業界は、大規模の投資ファンドであるKKRが
ベトナムの発展展望に対して大きく信用していることが、
他の投資家にも一定の影響を与えると評価した。



サイゴンエコノミックスタイムズ  2011年4月25日

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