ブルーチップ ベトナム投資ニュース

以下は6月6日に発表された国家銀行の
5月の財政状況である。

国家銀行の統計によると、5月19日までに、
資金貸付成長率が6.07％に達し、5月の成長率は0.01％であった。
そのうち、VNDの貸付成長率が、先月より0.64％減り、
USDの貸付成長率が先月より2.19％増加した。

各金融機関における預金残高は、5月19日までに、
先月より0.56％増加し、そのうち、VNDの預金残高は1.32％増、
外貨の預金残高が1.96％減となった。
2010年末と比べると、預金残高は1.4％増加した。

上記の数字を見ると、商業銀行は、5月に資金貸付を
最大限に減らした（資金貸付成長率が先月より0.01％しか増えていない）。
特に、外貨の預金残高が、先月より1.96％減ったが、
外貨の貸付が、先月より2.19％増加した。

VNDの預金残高が急増し、預金金利が高く引き上げられ、
1ヶ月期限の預金金利を年間10％に上げた銀行もある。

5月19日までの決済手段が、先月より0.28％増加し、
2010年末より1.57％増加。
そのうち、銀行ネットワーク外の流通資金は先月より
1.37％減らし、2010年末より2.59％増加した。

SBVの統計によると、実際のVND貸付金利は年間18.3％で適用され、
2010年末より年間3％増加している。
- 国営商業銀行の貸付金利は年間約17.3％で適用されている。
そのうち、農作及び輸出活動に対する貸付金利は年間約16.6％、
その他の営業生産活動に対する貸付金利が年間18.5％である。

- 民間商業銀行の貸付金利は年間19.7％で適用されている。
そのうち、農作及び輸出活動に対する貸付金利は年間約18.7％、
その他の営業生産活動に対する貸付金利は年間約19.2％である。
VNDの預金金利と貸付金利の差は年平均2.9％。

銀行ネットワーク内の貸付金利は、5月中旬から減っており、
現在、一晩期限の貸付金利は年間13％、
1週間期限の貸付金利は年間15％、2週間～1ヶ月期限の
貸付金利は年間18％で適用されている。

<外貨市場は引き続き積極的に変動している。
商業銀行の外貨準備資金の状況が改善され、
市場の心理が安定し、自由外貨市場（ブラックマーケット）は
厳しく管理されて取引が殆ど行われていない。

各商業銀行が引き続き顧客から外貨を買っている。
国家銀行は年初から8億7700万USDを純購入。
6月3日の午後、政府定期会議において、
Nguyen Xuan Phuc官房長官は、5月に国家銀行が
12億USDを純購入し、国家外貨準備資金が拡大されると述べた。

銀行ネットワーク内のUSD／VNDの為替レートは下がっており、
5月26日に1USD当たり20,550VND～20,650VNDで掲載された。