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2011年08月25日

IFC、ベトナムの銀行とインフラ整備分野に投資続行


世界銀行に所属する IFC (国際金融基金)は、引き続きベトナム民間経済セクターの
開発に支援すること示唆した。IFCベトナム、ラオス、カンボジア、タイ担当社長の
Simon Andrews氏は、今年中を目途にIFCがベトナムに対して8億USDを投資すると
約束した。この投資金額は2010年の2倍に相当する。


IFCはベトナムでどんな分野に投資を優先するか?

IFCは経済開発という目的を優先し、その中でも一般市民に最もチャンスを多く与える
民間経済セクターの開発支援を実行する。IFCは3つの分野に優先的な投資をしており、
その一つが銀行分野で小規模の資金貸付活動を支援し、民間の中小企業に対する銀行の
資金貸付能力を高める。
二つ目はインフラ整備分野である。今後の10年間でベトナムは道路、港、発電所、
水処理場等のインフラ施設におよそ2,000億USDを投資しなくてはならず、その資金の
半分が民間経済セクターに供給される。これによってベトナムは、それらの計画に対する
財政供給の仕組みを構築しなければならない。PPP方式はその中の一つであり、その他に
IFCは教育分野と医療分野にも投資を行っている。
三つ目はベトナム営業人材の養成分野であり、ベトナムの営業者に対して企業の運営や
国際的なリスクの管理、財政管理の知識を高める機会を与える。

PPP方式もしくはBOO方式を通じてインフラ整備事業が巨大な投資資金を求める。
しかし、ベトナムは資本市場がまだそこまで発展しておらず、長期的資産、長期社債、
インフラ整備社債等の債務市場を開発する必要がある。

IFCは今までどこに対して投資したか?

IFCは新設される小さな会社に投資し、IT分野で有名な会社にも出資している。
Masan Foodに投資した最初の外国機関はIFCである。最近ではVictoriaホテルチェーンを
所有しているThien Minh会社に投資した。

IFCはどんな基準で投資先を選ぶのか?

IFCは利益だけでなく企業を開発する人材への投資を希望しており、とりわけベトナムの
発展に長期的な貢献をする人材に投資する意向を持っている。

仮にそうなら、IFCは投資のリスクを無視するか?

そうではなく、利益が出る会社に投資する。企業が発展する場合には何らかの利益が
発生しなくてはならない。全ての投資品目が良い結果を出せるわけでないが、IFCは
投資家として出資案件から利益を得たいはずである。

ベトナムにおけるIFCの投資活動展開は、どんな難関に直面したか?

現在、IFCだけではなく外国投資機関が直面している一番大きな挑戦問題がベトナムの
マクロ経済状況と高い貸付金利である。これが企業と銀行に大きな圧力をかけている。

その他、インフラの整備が悪いことや停電も大きな問題である。このため、ベトナム政府は
インフラ整備にさらなる投資を行う必要がある。ここ数年、ベトナムはいくつかの新港を
建設したが、港周辺のアクセスや倉庫はまだ整備されていない。

ベトナムの投資環境は大きく改善され、経済成長状況も良くなっているため、外国産業は
ベトナムに対してまだ高い関心を示し、ベトナムに工場を置きたいと考えている。これらの
外国企業がベトナムに工場を置く場合は他の会社と連立することがあり、工場の周辺に
部品供給エリアが設けられる。 IFCは今後の3年間で多くの外国企業がベトナムに工場を
建設すると予想している。

Vneconomy.net  2011年8月25日

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