ブルーチップ ベトナム投資ニュース

これで、BIDVはVietcombankとVietinbankに次いで民営化した3番目の
国営銀行ということになる。

BIDVによると、11月30日付けで首相が決定No. 2124/QĐ-TTgによって
BIDVの民営化計画を認可した。

これにより、BIDVは国有資金をそのまま維持して増資のための追加発行という
方式で民営化する。民営化後、BIDVにおける国有率は65％以上が維持される。
第1段階の民営化では国有率が78％に減少させ、第2段階で65％まで減らす。

11月30日の通知ではBIDVが第1段階に資本金22％に相当する株式を発行し、
IPOの発行株数は資本金の3％相当で、職員に対する有利発行が1％相当、
労働組合に対する発行が資本金の3％に相当し、外国戦略投資家に対する発行は
資本金の15％相当となっている。

BIDVの民営化計画• 企業の価値を発表：2011年12月1日 ・IPO情報を公開:2011年12月2日 ・ハノイ市でのロードショー: 2011年12月10日 ・ホーチミン市でのロードショー：2011年12月11日 ・入札申請日：2011年12月21日 ・入札申請最終日：2011年12月26日 ・入札日（IPO日）：2011年12月28日 ・職員及び労働組合に対する発行：2011年12月31日まで ・第1回株主総会及び株式会社に変更：2012年第１四半期 ・ホーチミン証券取引所に上場：2012年第3四半期

BIDVは第2段階で外国戦略投資家に資本金の20％以下に相当する株式を
発行するとともに、公衆に対する追加発行を行い、2015年時点で国有資金を
65％に減らす。

BIDVのTran Bac Ha会長は「BIDVは適切な外国戦略投資家を選び、条件は
国際金融市場で有名な機関投資家であると同時に、長期的にBDIVを支援し、
先進的なリスク管理のシステムがあり、既にサービス商品を開発していて、
先端技術を取り入れる機関である。外国の投資家はベトナム法律に基づいて
BIDVの運営に参加する」と述べた。

最近、BIDVは投資家業界と頻繁に接触しており、40の機関投資家がBIDVへの
投資に興味を示している。BIDVはMorgan Stanleyのコンサルティングを通じ、
外国の戦略投資家を選抜する。

11月30日現在でBIDVの総資産は403兆VNDで、調達資金総額が274兆VND、
貸付額は268.200兆VND、税込利益が4.100兆VND、CAR（資金確保安全率）は
10％となっている。