ブルーチップ ベトナム投資ニュース

2011年、ベトナム証券市場は連続して暴落、
HNX – Index指数は次々最低値を更新、
最安値を叩く株式が多く出た。

現時点での統計では、HOSEの150銘柄の上場株と、
HNXの256銘柄の上場株が、額面以下で取引されているとのこと。
この二つの証券取引所では合わせて150銘柄が5,000VND以下の株価、
30銘柄に至っては3,000VND以下の株価で取引されている。

ただ、こうした状況を受けても、
寂しいことに、投資家の関心はいまいち薄い。
ある株式は、4,200VNDで取引されて、
今年の配当が18％と発表されたが、投資家は関心を示さなかった。

Tan Hoaプラスチック株式会社のVKP株式などは、
ベトナム証券市場の典型的な例である。
この会社は3年連続赤字で、
11月24日の時点で株価は600VNDにまで下がった。

上場株式について、最高株価・参照株価・最低株価の差は
100VNDと規定されているが、
VKPの株価の変動比率は16.66％に達し、
HOSEの規定の+ (-) 5%を上回っている。
さらにVKPの株価が500VND以下に下がった時点で、
株価の変動比率は20%になった。
そのため、市場がこのままの状況で維持された、
1日100VND下がると、VKPの株価は近いうちに0VNDになることになる。

ベトナム投資家は、証券市場に対する信用を徐々に無くしている。
多くの専門家が、ベトナム証券の暴落状況について分析している
（マクロ経済、企業の内在状況等）が、
中には、ベトナムにしか存在しない原因もあるという。