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2011年12月23日

ベトナムで偽カード ~銀行から百万USD引き出し~


ベトナムで偽のVisa CardとMaster Cardの使用によって
それぞれ190万USDと約120万USDが引き出された。


ベトナムにおける銀行犯罪活動は急速に増加の傾向を示しており、
現金の引き出し方法も現代化してきている。

銀行カード協会のリスク管理専門家によると、2011年第3誌半期の末現在、
Visa CardとMaster Cardの発行元は世界中で42億USDを損失した。
個別にはVisa が30.7億USD、Masterは11.3億USDの被害となっている。

今年に入って、ベトナムではカード犯罪が急増し、2011年第1四半期に
100万USD、第2四半期には150万USDを損失しており、前年同期より
3倍~5倍の増加となった。

犯人の活動範囲は主にハノイ市とホーチミン市である。外国からベトナムに
入国して二つのパスポートを所持、一つは本物で、もう一つが偽物である。
偽者は主に中国、インドネシア、台湾、マレーシアの国籍となっている。
これらの人物がベトナム人と共謀して偽カードで取引し、銀行からお金を
引き出すのが一般的な手口。

犯人たちのターゲットはカード清算を認める機関、貴金属販売店、航空運搬、
電化製品販売店などで、現在までに350個の偽カードがベトナムに持ち込まれ、
発見されている。偽カードを発行したのは国外の銀行であり、主にアメリカと
カナダの銀行である。公安省では100枚の偽カードを押収した。

そして最近、もう一つの犯行が発見された。それは情報を搾取して偽カードを
作る行為である。ベトナム銀行協会の統計では、今までに5件の情報搾取が
発覚し、470のカードが情報を盗まれており、3億VNDが引き出されている。

犯人は取引額の大きなATMのピックアップ設備を操作してカード情報を盗む。
この情報ピックアップ設備は小規模で一般のものとほとんど変わらないため、
発見されにくい。大勢の顧客がその設備をATMの一部と間違えた。
盗んだ情報を利用すれば簡単に現金を引き出すことができる。

ベトナム銀行カード協会によると、カード犯罪の急増でカードサービスの
営業活動に安全性がなくなり、顧客の権利保護が難しくなっている。

Vneconomy.net  2011年12月22日

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