ブルーチップ ベトナム投資ニュース

VN30インデックスは流動性の低い銘柄を外し、
自由取引できる株数に基づいて計算されており、
会社の資本金とは、関係しないものである。

そのため、VN30は流動性が低く時価総額の大きい株式の影響を減らし、
市場の変動を良く現すものとして重宝されてきた。

現在は、Open Fundが設立できるようになったため、
各証券取引所と国家証券委員会が、
派生商品を作る計画を立てている。

これらの派生商品は、基礎のインデックスを求める。
現在の VN-Indexは、複数の株式をカバーしているため、
基礎のインデックスとは言えない。

VN30は、各証券取引所が試行的に適用した新計算方式で、
VN-Indexの代表として活用されている。
近い将来HOSEは、VN30と同様のインデックスを適用する計画があり、
外国投資の枠を追加に入れ、
外国投資家用の投資枠が無くなった銘柄を除いていく予定だ。
計画によると、 HOSEはそれぞれの目的に対応できる、
複数の詳細インデックスを作成する予定である、とのこと。

以前、投資家がVN-Indexを見て、市場の変動を把握してきた。
ある時点では、時価総額の大きい銘柄がVN－Indexを引き上げたが、
市場全体は下落した。
国家証券委員会は、今年初めVN30を適用することを発表したが、
試用期間が残りの20日しかない中で、
準備がどこまで完了したかは不透明である。

その他、2取引所の合併はまだ計画段階であり、
詳細な実行計画はまだ明らかにされていない。
VN30インデックスは、HOSEが作成したもので、
HOSEに上場している銘柄しかVN30に入れられない。
合併後にVN30がそうした課題に、
うまく調整対応できるかは、不明である。