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2012年03月05日

Dragon Capital 1億USDファンドを新規開設


Dragon Capitalが、1億USDのベトナム企業投資ファンドを
新たに開設することが明らかになった。
名義は、IndoChina Opportunities Fund。


Dragon Capitalは、ベトナム証券市場最大の機関投資家である。
Dominic Scriven 社長は、
政府が取り組む国営企業の民営化という努力の中で、
投資チャンスを掴んでいきたいと考えている、と語っている。

ロンドンのDow Jones NewswiresのインタビューにScriven氏は、
「我々は今年前期の取引成功におおいに期待しており、
 1件当たりの投資規模を5,000万~1億USDに設定している。
 新設ファンドの投資対象は、ベトナム、ラオス、
 カンボジアの民間企業としている。」と述べている。
ただ、この新設ファンドの投資資金1億USDの大半は、
ベトナムに投資される予定となっている。

Scriven氏は、ベトナムがDragon Capitalにとって
最大の投資先であることを強調する。
地理的条件、また政治や経済的条件から見ても、
ベトナムは周辺諸国の中でも大きな影響力を持っている。
またベトナムは、ラオスやカンボジアへの
資金、人材、政治的影響力のパイプができている。
さらに、ベトナム語はインドシナで最も普及している言語でもある。
Scriven氏自身、ベトナム語が堪能なイギリス人で、
多くのベトナム大企業の支配人として勤めてもいる。

Scriven氏は「今年、第1四半期末までに、政府は、
新たに41社の大規模国営企業の民営化計画を認可する予定だ。
これは投資業界にとって大きなチャンスである。
我々は、外国戦略投資家と連携しながら、
国営企業と積極に接触していき、
ベトナム企業に外国パートナーを紹介していきたい。」と述べた。

Dragon Capitalは、拠点をホーチミン市に置き、
1994年からベトナムへの投資を開始している。
当初の運用資金は1,600億USDであったが、
現在、約10億USDの投資資産を管理している。
WTO加盟後、ベトナムは外国投資資金の導入を推進している。

Dragon Capitalの投資資金のうち、7.5億USDがベトナム上場会社の証券に、
1億USDが不動産に、1億USDが民間企業の株式に、
5,000万USDが固定所得のある証券に投資されている。



Vneconomy.net 2012年3月5日

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