ブルーチップ ベトナム投資ニュース

画像120712.1：HOSEでの外国投資家の取引総額、出典：VCSC、単位：10億VND


インドネシア、フィリピン、タイ等、他の市場と比べてみると
ベトナム株式市場では外国投資家による投資金があまり変動しない。

2012年6月には外国投資家がタイの市場で1億8,020万USD、
インドネシア市場で2億880万USDを換金しているが、
フィリピン市場では8億7,260万USDの投資を行っている。

また、同様に年初半年ではタイに20.820億USD、フィリピン市場に
16.650億USD、インドネシア市場には2.19億USDを出資した。

VCSC (Ban Viet証券株式会社)の統計によると、外国投資家は
年初6ヶ月で4千億VNDの資金を回収し、6月だけで7,010億VNDの
回収を成功させた。このうちSTB株は6,115億USDを占める。
逆に、HASTCでは毎月平均9,760億VNDの株式を購入している。

BVSCの分析によると、この半年で外国投資家の取引額は前年より
減少する傾向を示している。

証券市場に対する投資資金の導入は減っている。
一方では外国投資資金の導入方式が変更され、戦略株主対象の
個別発行が優先されている。新たな外国投資ファンドが誕生しておらず
既に活動しているファンドは現金資産が少ない。
さらに、換金期限になったファンドも多い。

これらは外国投資家の取引額が減少する原因にもなっている。