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2012年07月19日

ベトナム国債は外国投資家の大好物


ヨーロッパでの債務危機による国際経済の不況を受け、
ベトナムを含むアジアの国債が、外国投資家にとって
安全な選択肢の1つになっている。


CNBCによると、年初から外国投資家がアジアの国債を
大量に購入している。この傾向は証券や外貨といった
高リスクな財産投資への懸念が発端となっている。

EPFR Global(米)の発表した調査結果によれば
アジアの新市場に対する投資ファンドは今年の第1四半期で
144億USDを調達した。これは前年同期の14億USDを
はるかに上回る数字だ。

中でもベトナムの国債は多くの投資家から高く評価されている。
EastSpring InvestmentsファンドのNicolas Ferres社長は
ベトナムと韓国の国債に高い関心を寄せている。
同氏はベトナム国債を「アジア及び新発展国で最も魅力的な
国債」と表現した。現在、10年期限のベトナム国債の金利が
年間10%で運用されている。

Ferres 氏は「ベトナム国債の金利は本当に魅力的だ。
この数年間でベトナムは資金貸付成長とインフレ上昇の影響で
外貨準備資金やVNDが圧力を受けたが、今後はベトナム経済の
基本的な要素が改善されることを確信している」と述べた。

Aberdeen Asset Managementファンドの
Kenneth Atkintewe投資品目担当社長は、アジア国債の魅力が
高金利で、各国の経済が安定していることだとしている。

また、ベトナム国債を始めアジア各国の国債の破産比率は
世界の平均比率より低い。Moody’sによると、この10年間で
社債を含むアジア債券の破産比率は0.8%を示しており
世界単位の1.8%より低い。1999年から現在までに破産した
信用格付けのあるアジア債券発行機関もない。

現在、AAA(最高の信用格付け)を持つ債券はシンガポール国債、
香港の国債、オーストラリアの国債。次いでニュージーランド、
中国、台湾と日本の国債である。後には韓国、マレーシアや
タイの国債が着けている。

さらにインドネシアとフィリピンの国債に対する人気も高い。

現在、インドネシアの国債はGDPの4分の1に達しておらず、
EUへの輸出活動にあまり依存していない。
Rupiah国債(10年期限)の金利は年間6.05%で、アメリカの
年間金利1.445%を大きく超える。

フィリピンでは外貨準備資金が760億USDに達し、短期外国借金の
6倍も高くなった。国債の貸主は95%がフィリピンの投資家である。
Pesoの国債金利はアメリカより4%高い。

Vneconomy.net 2012年7月19日

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