ブルーチップ ベトナム投資ニュース

現状で国債取引市場は銀行の「マーケット」と言われている。
HNX（ハノイ証券取引所）によると、11月21日の時点で国債の
落札総額は132.274となっており、そのうち89％を銀行が握る。
ベトナム銀行と外国銀行は117.755兆VNDの国債を購入しており、
内訳はベトナム銀行78％と外国銀行11％。残りは証券会社と
他の財政機関が掌握している。

2011年の年末3ヶ月で国債入札が25回行われたが、調達実績は
5.4兆VNDだった。2012年10月初旬から現在までに11.6兆VNDの
国債が11回の入札を通じて発行された。年初11ヶ月で国債の
落札総額は117.755兆VNDに達し、前年同期の1.5倍となった。

また、国債の落札金利は昨年末の3ヶ月で11.2%～11.15%だった。
そのうち資金調達最高金利は年間14％。今年の落札金利は年間で
9.35％～10％だ。

過去2年に比較すると2012年は各銀行が国債の購入に積極的だ。
昨年、各銀行の国債購入は76.801兆VNDだったが、今年は
11月21日現在で117.755兆VNDの国債を購入しており、前年比で
1.5倍を超えている。
先週、Vietcombank証券会社は年末までに各銀行が国債の購入を
積極的に行う可能性があると述べた。これは過去と逆の傾向を
示している。