Goldman Sachs Dianaに投資「財政面が明確」
Golman Sachsの投資について
ドートゥ・アンDiana株式会社代表取締役が、インタビューに応じた。
A:主に、次の3つの理由から Dianaは投資案件として大きく評価された。
一つ:ベトナム市場で商標を持つ企業である。
Dianaは常に、より良いマーケティング戦略を持っている。
創立10年程のDianaは、ナプキン製品で名の知れた商標になった。
二つ:社員の能力
三つ:社内のシステムの明確性(透明性)
Goldman Sachsは特に、三つ目の要素について関心を示した。
国際基準に相応した財政会計システムや内部監査システムであること。
また、それらがベトナムの法律従順なことについて、評価を得た。
Q:投資決定までの交渉期間は。交渉に際しての両側の問題点は。
A:DianaとGoldman Sachsの交渉は約1年。
主に、法律的な面で大変な困難があった。
Goldman Sachsはアメリカの法律に基づいた活動をする企業であるため
我々は、その複雑で厳しい規定に従わなければならなかった。
また、ベトナムの法律に不十分な部分もあった点も、大きかった。
Q:Goldman SachsはDianaの営業開発戦略に対し、どんな協力をするのか。
また、Goldman Sachsのような大株主を有することで有利な点は。
A:Goldman SachsはDianaに対し
ベトナム国内及び外国における営業開発戦略をコンサルティングしていく。
Goldman Sachsが築いた世界中のネットワークを通じ
投資・財政関係の情報提供を得る。
また、各国の基準を尊重し合い、安定した発展を目指す。
DianaはGoldman Sachsの出資資金を利用し
生産能力の拡大や、他の製品の開発を拡大する。
Q:Dianaが、財政投資や不動産等、他分野へ活動を拡大する可能性は。
また、株式発行や上場計画の実施状況は。
A:Dianaの強みは戦略製品の多さであり、投資分野拡大の計画はない。
この点も、Golman Sachsに高く評価されている。
今後、Dianaは営業生産分野を、引き続き拡大していく(主に家庭用消耗品)。
生産・販売の経験を最大限に生かすため
消耗製品分野を拡大予定(ティッシュ、女性用ナプキン等)。
現在、Dianaはバクニン省でティッシュ工場を建設している。
ここでは、イタリア(Over Mechanica)とオーストリア(Andritz)の技術を使用する。生産能力は年間2万トン。
2009年初頭、この工場は正式に始動予定。
また、2008年末から2009年の年初にかけ、DianaはIPOを実施予定。
現在、上場手続を行っている。
Vneconomy.net 2008年3月27日