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2008年04月08日

ANZ アジア銀行市場をコントロールしていく方針


ANZは
出資済のマレーシア、インドネシア、ベトナム各社の所有率を引上げ予定。今後は、活動拠点をアジア地域にする方針。

ANZは、新社長Maichael Smithと
アジア太平洋地域ANZ社長−Alex Thursbyに対し
今後、上記3カ国の活動を管理していくと報告した。

この3カ国の、政治・経済面における急速な変化は
ANZに対し、効果的な投資機会を与えた。

インドネシアの発展展望や、マレーシアの安定した発展
また、ベトナムの自由化経済による急速な変化は
2012年までのANZアジア支部における純利益のうち
1/5を占める可能性が高い。

5年後、ANZアジア支部は、80億ドル(現在の2倍)の利益を得る計算だ。

中国経済は安定し
国内の競争力が弱くなったことから、外国へ生産投資を始めた。
その背景で、ANZが注目する上記3カ国は、「生き残る」と確信している。

ANZは、インドネシアに、70年代活動開始の銀行合弁会社1社を持つ。
その他、マレーシア国内に銀行1社
ベトナムで発展している証券売買・小売銀行サービス会社1社の株式を保全。

Thursby氏は、Standard Charteredアジアで、21年間勤めた経験を持つ。
Smith氏は、ANZアジア地域のライバルであるHSBCから移っている。

ANZは、中国において、二銀行の株式20%を購入。
現在、香港と台湾を含む「Greater China」に拡大予定。

台湾と香港の企業による中国大陸への投資は、早期に新たな経済地域を作った。
アジア市場拡大計画の、第3目的地はインドだ。
ANZは、インド政府に子会社の設立書類を提出した。

ただ、運営の困難が予想されることから
今の所、インドに幅広い小売ネットワークを開設する計画はない。
しばらくは、販売分野で活動中の機関や、個人顧客に集中する方針。


The Sydney Morning Herald  2008年4月7日


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