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2009年11月05日

シェア5.5%を目標とするNissan


2009年6月末、
日本の自動車会社メーカー-Nissanが
ベトナムのHoa Binh自動車会社(VMC)と
合弁会社を設立した。


この合弁会社は、2010年に
ベトナム市場に販売する予定の
最初の家庭向けモデルの商品が
ほかの市場でも大きな成功をもたらすか
大きなカギを握っている。

Shinya Hannya-Nissan Motorグループ副会長は
「このモデルは競争的な価格で販売され、
低燃費で環境にもやさしいものである。
このモデルはNissanの典型的なものである」
と述べた。
同副会長によると、
今後の3年間でNissanは
ベトナム自動車市場でのシェアを
5.5%とすることを目指している。

Q:現在、Toyota、Honda、GM等の大企業が
ベトナム自動車市場の大部分を占めている
背景において、
今後の3年間でシェア5.5%という目標は
Nissanの能力を超えたものではないか。
A:現在、Nissanは日本で第3位に位置する
大手自動車メーカーである。
世界中ではNissan・Renault連盟が
Toyota、GM、VolksWagenに次いで
第4位である。

2008年、Nissanは世界190カ国で
340万台を販売、
純売上は773億USDに達しており、
また、現在、Nissanは国際市場で
5.5%のシェアを占めている。

これは、今後3年間でベトナム市場において
5.5%のシェアを占めるという目標の
基本的な理由である。

Q:この目標を達成するために
どんな戦略を持っているか。
A:今後3年間で、ベトナム自動車市場での
シェア5.5%を占めるために、
まず、消費者の信用を高め、
Nissan Globalの品質基準を満たす商品を
顧客に供給する。

そのほか、顧客に提供する予定のサービスも
国際基準を満たすものであること。

ベトナムで製造された新モデルの自動車と
輸入車が、この5.5%の目標にとって
極めて重要な要素である。
また、今後5年間で、
われわれはベトナム市場に対して
8種類、もしくはそれ以上のモデルを設計し、
そのうちの3タイプは
ベトナムで製造される予定である。

Nissanの戦略の中では、
ベトナムで製造される車種は
非常に重要であるが、
一方で、競合他社との差別化を図るのが
輸入車である。

現在、X-Trail、Teana、Murano等のモデル、
特に370zが国際市場で
大きな成功を果たしたものであるため、
今後、ベトナム市場にも
これらを中心に紹介する予定である。

Q:最近のベトナム自動車市場の成長について
どう考えるか。
A:この近年、ベトナム自動車市場は急速に発展し、
特に観光用車種市場が顕著である。

2005年には、新モデルの観光用四輪車は
3万台しかないが、
2008年には55,000台に達した。
観光用四輪車は2009年には7万台近くに、
2015年に11万台に達すると予測される。

この数字は印象的なものである。
ベトナム自動車市場の発展潜在力がまだ大きい。
現在、ベトナムの人口8,000万人と比べると、
自動車の台数がまだ少なすぎるので、
自動車製造業の成功が大きく期待される。
そのため、Nissanは、今後、
ベトナム市場に積極的に参加することを決めた。



Vneconomy.net 2009年11月4日

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