ブルーチップ ベトナム投資ニュース

9月8日の記者会見で、パナソニックベトナム代表取締役-
Shinichi Wakita 氏は、「順調な経済成長と、安定した政治、
勤勉な人材を誇るベトナムが、
今後のパナソニックの世界戦略において、
重要な市場となるだろうと。」述べた。

近年、パナソニックベトナムは子会社設立や、
大規模の投資計画を実行に移すなど、
連続して投資規模を拡大させてきている。
2011年8月までに同グループは、
親会社、子会社4社、ハイテク研究センター（PRDCV）をベトナムに置き、
社員数は8,200人にのぼっている。

パナソニックベトナムは、
2007～2010年の4年間に記録的な発展を遂げ、
同社全体の売上は4倍に増加した。

ハノイ市タンロン工業団地では、
携帯電話のALIVHを生産する部品工場を建設、
2012年8月から稼働予定となっている。

また、同工業団地で2003年から稼働している
冷蔵庫工場の拡大も決定している。
同工場の生産能力は2015年には2倍増となる計画で、
生産量を40万台から80万台に増やす目標を立てている。
この工場は質の高いパナソニック冷蔵庫を生産し、
国内外に出荷される予定となっている。

洗濯機工場も、2012年同工業団地内に完成する予定となっている。
大きさはアジア最大規模で、
生産能力も、2015年までに年間70万台を達成させる目標を掲げている。

その他同社は、Hung Yen省では研究開発センター（R&D）を設立し、
ベトナム消費者の需要に合う電化製品の研究を行っている。
このセンターでは現地の労働者1,000人が就労している。

2011年、パナソニックベトナムは
売上目標10億USDを掲げている。