ブルーチップ ベトナム投資ニュース

これまで、多くの韓国人がベトナムに深い関心を示し、
視察に訪れてきた。
ベトナム政府もそれに応えるべくオープン政策を実施し、
Chaebolグループといった韓国大企業がベトナムに進出を果たしている。
その中で今回初めて、韓国有数の金融機関、
KIH (Korea Investment Holdings)の子会社、
KIS (Korea Investment & Securities) が、
協力投資のチャンスを調査するために、ベトナム進出を行った。
KIHは、投資銀行やファンド管理に関する韓国の大手企業である。
同社は2011年、韓国で最大の利益を得た会社である。

KIS (Korea Investment & Securities)は、
国内に117の支部、海外にも5か所の支部と2つの駐在事務所を持ち、
社員数は2,000人以上にのぼる。
同社は、韓国の仲介市場で第3位のシェアを占めており、
アジアでも有数の金融機関である。
KISが管理する資産は全体で320億USD、
そのうち、ベトナムで扱う資産は約11億USDである。

1996年から2005年にかけて、KISは財務省との話し合いを重ね、
ベトナム証券市場を設立するにあたって、
最初期に適用すべき政策について提案を行っていた。
2006年、KISはホーチミン市に駐在事務所を置き、
2008年には不動産を中心に、ベトナムでの投資を拡大させてきている。
KISの主な活動は、不動産投資、M&A、財政投資である。
この、ベトナム市場を細部まで把握しているKISが、
今回あるベトナム証券会社を買収して、
KIS　Vietnam証券株式会社（KIS）と名義変更をおこない、
本格的にベトナムマーケットに参入を開始した。