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2012年08月30日

たった27秒でベトナムへの投資を決めたCEO


国際経済の不況とは裏腹に、外国投資家から見たベトナムは
まだ魅力を持っているようだ。GE (General Electric)の
Jeff Immelt会長兼社長はベトナムへの長期的投資を決めるのに
27秒しかかからなかった。


以下は世界的に有名なGEのCEOに対するインタビューである。

問1:今回、あなたがベトナムを訪問する目的は?

Immelt氏:今回の訪越ではベトナムへの投資チャンスを探したい。
私は2007年にHai Phong市で風力発電所の設置を準備する目的で
一度ベトナムに来ている。現在、我々はPetro Vietnam、
Vietnam Airlines等の現地企業との連携や医療サービス分野で
保健省との関係を発展させることに力を入れている。

問2:つい最近、コカコーラやフォード等、アメリカの大手企業が
ベトナムに進出する計画を立てているが、ベトナムの裾野産業が
まだ本格的な発展が見られないのに、なぜベトナムに進出したいのか?


Immelt氏: それは大した問題ではなく、我々はベトナムの魅力が
豊かな労働人材だと考えている。また、ベトナム市場は活発で
アジアでは戦略的な位置にあるため、GEの製品が中国やマレーシア、
タイ等の国に輸出することができる。

問3:国際経済は不況に見舞われており、ベトナムも例外ではない。
なぜ、このタイミングを選んだのか?


Immelt氏: 今は全世界が不況の状態。我々は大きな投資家であり、
長期的な投資戦略を持っている。今後ベトナム経済は必ず回復し、
また大きな成長を遂げると信じている。また、我々が最も関心を
持っているのはベトナムの内在力であり、投資のタイミングは
今すぐということではない。

問4:30秒で投資を決定するのがGEのCEOの方針だそうだが
あなたはベトナムへの投資を決めるのに何秒かかったか?


Immel氏t: 私は27秒で決めた。この決定を下すことはとりたてて
難しいことではない。ベトナムの強みやGEの規模と知名度によって
投資は成功すると思う。考えて続けていても正しい判断ができるとは
限らない。私個人にとって一番の難関は金融危機の中でアメリカの
労働人材雇用・解雇の政策を決定することであり、これは本当に
大きなプレッシャーを感じている。

問5:あなたはオバマ米大統領による国家労働人材・競争評議会の
会長だということを聞いた。GEが外国への投資規模を拡大した場合、
会長としてアメリカの労働市場が狭くなるとは考えられないか?


Immelt氏: GEの売上は60%をアメリカ国外が占めている。我々は
アメリカ第2の輸出会社である。我々の強みはアメリカにおいて
輸出活動の促進と外国への投資促進バランスを取れることである。
そのために我々は海外への投資を促進させることが必要となる。
今後、GEはベトナムに技術センター設置し、ベトナムの若い技術者を
採用して養成する予定である。

Vneconomy.net  2012年8月30日

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