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2008年03月27日

HabecoのIPO:なぜ魅力がないのか


2日前に公表された、Habecoの株式の購入申請報告によると
今回売却予定だった株数34,770,000株式のうち
購入株数は4,377,900株だった(購入申請投資家が215者)。
購入申請株数が非常に少ないのは、どうしてだろうか。

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VNIndexは、2008年1月2日から3月28日まで、45.48%と相次いで下落し
925,66ポイントから504,67ポイントになった。
ここ数ヶ月間、VNIndexが連続下落した原因の一つとして
マクロ経済の問題や、アメリカをはじめとした世界経済問題にある。
例えば、インフレ上昇や、信用危機、不動産ブーム、金やオイルの価格高沸等。
インフレ問題は、各企業の運営に、直接影響を与えた。

インフレ抑制のため、各財政金融市場が相次いで対策を適用したため
証券投資に対する資金供給源が減り、投資家界の不安を煽り
IPO活動や、証券市場の資金調達能力も弱くなった。

Sabecoよりも合理的な株価を適用したHabeco(50,000ドン)は
分析結果より高かった(24.600ドン)。
有名な商標持ち、商品も多様、北部で幅広い販売ネットワークを持ち
戦略投資家はCarlbergだ。
純利益率が高いのだが、同様分野の企業に比べ、ROAとROEが低い。
理由は、民営化の際、主資本を下げたためである。

SABECO同様、HABECOの資本金も3倍に増加なり
7480億ドンから2兆3180億ドンになった。
増資方法として i. 各ファンドの余り資金、利益
        ii. 有形固定財産の再計算(1950億ドン),
         長期財政投資(370億ドン)
         「営業の有利位置」(1270億ドン)

主資本を下げることは、
「営業の有利位置」も総財産に計算されるため、株主権利に影響を与える。

様々な長期投資戦略を有する機関投資家は
M&Aを通じてベトナム市場に導入する戦略を持つ外国ビール会社に投資する。
しかし、個人投資家にとって、このIPO株価は高すぎるのため
IPOに参加しない選択が賢明なのだ。

この間接的な申請率は
2008年3月27日、HABECOのIPO結果になって現れた。
同競売入札に競争の価値がなくなると
落札平均株価は、売却最初の株価と同じになる。

例えば、投資家が投資撤退をする場合、残りの30,392,100株式が
Carlbergにより入札最初株価(50,000ドン)で購入される。
現在、政府の正式な合意は得られていないが
Carlbergが、HABECO所有率を引き上げる可能性が高い。
今回のIPOに入札されなかった株式も入れると
Carlbergは25%までしか保有できず、ビール分野の所有制限率よりも49%低い。しかし、Carlbergとの契約により
Habecoの民営化は最良な結果になると期待されている。

2008年3月25日付のHASTC公表によると
購入申請株数は、売却予定の株数の12.6%程だった。
HABECOの競売入札申請率は低いが、これは、分析者の予想範囲内だ。
事前の調査では、購入申請株数が売却予定の株式の20%だった。


Vneconomy.net  2008年3月27日


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