ベトナム航空 08年上半期 500万ドル赤字 原油高騰響く
今週火曜日、ベトナム国家航空会社(Vietnam Airlines)は、
今年6ヶ月が500万ドルの赤字であったことを報告した。
原因は、原油価格の高騰である。
ロイター通信やAviationRecord.comによると、
Vietnam Airlines(本部:ハノイ市)の
今年6ヶ月の売上は7.2億ドル(前年同期比28%増)。
ガソリン価格が、去年から38%値上がりしたため、
7.25億ドルの支出となり、累計で500万ドルの損失となった。
Vietnam Airlines(本部:ハノイ市)の
今年6ヶ月の売上は7.2億ドル(前年同期比28%増)。
ガソリン価格が、去年から38%値上がりしたため、
7.25億ドルの支出となり、累計で500万ドルの損失となった。
航空機燃料の高騰が、同社の経営に深刻な影響を与えた。
今年に入ってからの断続的な値上がりにより、
同社航空機用の燃料1箱に対し、124.24ドルの支払いが発生し、
この6ヶ月の支出額が、当初予算を8,400万ドル上回った。
Vietnam Airlinesが赤字を報告したのは、今回が初めて。
この6ヶ月間の同社利用客数は、443万人(前年同期比15%増)。
うち、180万人が外国人(前年同期比11%増)。
その他、63,600トンの物資を運搬(前年同期比17%増)。
ロイター通信によると、
今年1月Vietnam Airlinesは、
第1四半期に外国顧問を招くため、
3人の外国人戦略投資家に、株式の20%を売却する計画があったが、
計画は延期された。
民事航空局員の話によると、
今年中にアメリカへの直行便を開設する計画も、
様々な競争や安全管理の問題から、実施を断念した。
AviationRecord.comによると、あるVietnam Airlinesの職員の情報では、
今年後半、同社は10%~20%の経費削減のため、
各案件への投資を中止、新たな社員の雇用もしない考えだという。
Vietnam Airlinesの、
2008年の目標利用客数は900万人、
航空機も現在の47台から、2020年には110台に増やす予定。
VOA News 2008年7月17日